妊娠すると女性の体には様々な変化が訪れます。
早い人は妊娠5週頃からつわりが始まり、着床したその瞬間から女性の体は赤ちゃんをお腹の中で育て、産むための体に変わっていきます。
「妊娠した」っと初めて分かる症状としてつわりがありますが、つわり中は何かと弱気になってしまいがちです。
周りも見えていません。
とくにつわりの症状が重いとケンカなんかもします。
妊婦さんの約8割の人がつわりを経験すると言われていますが、つわりは絶対に男性には経験のできない事で、理解もしにくいものです。
つわり中のケンカはなるべくしたくないものですが、してしまったとしてもつわりを乗り越えた妻は1つ母へと近づいたと思って欲しいと思います。
目次
つわり中のケンカはなぜ起こる?
そもそもこの記事を読んでいるという事は、もうケンカした後だと思うのですが、ケンカの原因はなんでしょうか?
妻から側から見た視点と、旦那から見た視点でみてみようと思います。
妻側の状態
初めての妊娠ならつわりは初めての事ですよね。
初めての経験って誰でも戸惑いや不安あります。
とくに、つわりが重いとその辛さに戸惑います。
つわりに効く薬はないですから、日々つわりを耐え忍ぶしかなく、終わりが来るのを待つしかありません。
- 文字が見れない
- 会話ができない
- 家事ができない
- 食事も満足にできない
文字が見れない
文字が見れません。
横になっているだけなら、暇な時間を持て余してしまうと旦那には勘違いされますが、やることがないわけではなく、できないのです。
つわり中は好きな事をして気を紛らわすと言われています。
読書を趣味に持っている人なら読書をしたいと重いでしょうが、つわりはよく「乗り物酔い」と同じような症状だとも言われています。
乗り物酔いを経験した人なら分かると思いますが、乗り物酔いの人に文字が読めるでしょうか?
余計気分が悪くなるだけですよね。
つわりの重さによっても変わると思いますが少なくとも、私はスマホすらいじれませんでした。
初めての妊娠で調べたい事や、つわり中に食べられるものは何があるのかも調べたかったのでに、十分にそれができませんでした。
また、テレビは食べ物が映るので、食べ物を見ただけでも吐いてました。
会話ができない
つわり中の会話なんてほとんどできません。
しゃべるだけで吐いていました。
つわりが重すぎて考えることすらできず、しゃべる言葉も「辛い」「しんどい」などが口癖になってきます。
家事ができない
私はつわり中、仕事を休んでいましたが、家事は全て全滅でした。
洗濯もできない。
ご飯も作れない。
掃除もできない。
本当に生きる屍状態です。
私は吐きつわりで体重5㎏減。
水すら受け付けなくなりました。
脱水症状で点滴をしてもらうほどでした。
食事も満足にできない
まず、ご飯の炊ける匂いがだめになりました。
それから症状が悪化し、水も受け付けなくなり、特定の食べ物しか食べられなくなりました。
吐きつわりは食べられないけど、お腹は減るので、それだけでイライラします。
旦那側の状況
妊娠してなければ、妻がご飯づくり、洗濯、掃除など、当たり前のようにしてくれているはずです。
しかし、ある日突然つわりが始まり、家に1日中いるのに、何もしていない妻を目の当たりにすると、旦那はイラっとします。
ご飯は買ってきたもの。
洗濯はやらないといけないし、妻はつわりでぐったりしている。
会話をすれば弱気な発言をされたり、つわりの辛さで妻から心無い言葉を投げられたり、八つ当たりされようものなら、そこでケンカが始まるわけです。
当たり前に過ごしていた日々が、つわりによってそれがある日、突然変わる。
それがケンカの原因ではないでしょうか?
旦那は家事に協力的だとしても普段していないことをするわけですからストレスに感じることは間違いありません。
「俺は仕事も家事も全部してるのに、なんでお前は何もしていないんだ」
ってなるわけです。
ケンカのきっかけは私の弱気発言
私もつわりで弱っていたので、つわりが辛くて妊娠を期に仕事を辞めたいと思い始めてしまいました。
旦那が返ってきてもご飯の準備も洗濯もできません。
我が家は私が働いて何とか生活できていたので、仕事を辞める発言はこれから産まれる子供の事も考えると余計に旦那のストレスになったようです。
旦那からは「無理。」「俺一人じゃ養えない。」「やっぱり子供産むのやめる?」っとまで言われた始末。
その後、私もつわりが辛いからと言って旦那に弱気な発言を発した事を反省しました。
つわり中にケンカが絶えない理由
- 初めてのつわりへの戸惑い
- 出産への不安
- 子育てへの不安
妊娠すると身体の変化だけでなく、ホルモンバランスも変化します。
ホルモンバランスが変化するとイライラしたり、感情の起伏が激しくなったり、やる気がなくなったりもします。
ホルモンバランスの変化はつわりを引き起こすともいわれていますが、私の場合だと妊娠5カ月頃までつわりが続きました。
症状はピークを迎えると徐々に軽くなってきますが、悪阻が重い人は妊娠期間中の半分はつわりに悩まされることになるのです。
そして、妊娠するとつわりだけでなく、不安な事がたくさん出てきます。
無事出産できるのか。
つわり中、ご飯を食べられなくて、お腹の赤ちゃんは大丈夫なのか。
育児や将来の経済的な不安もあるかもしれません。
自分の体の変化に驚く事ばかりで、心もそれについていけないのです。
弱気発言はつわり中だけ
このような事から、つわり中、女性は弱気になってしまうわけですが、それもつわりが治まるまでです。
つわりが終わってしまえば、つわり中に思っていた「仕事辞めたい病」は治まり、逆に「子供を養うために働かなくちゃ」っという意識に変わりました。
守るものがお腹の中にいるのに弱気になんてなっていられません。
妻はつわりを乗り越えて、たくましい母親へと一歩近づいていきます。
妻がつわり中、何もしなくてイラッと来たり、弱気発言や八つ当たりのようなことをしてきても、そういうものだと認識しておいてください。
つわり中のケンカはケンカであっても意味のあるケンカじゃありません。
誰でも追い詰められれば弱気になったり、イライラしたりするものです。
ケンカした時の事を思うと、何であんなこと言ったんだろう?っと思い返すばかりでした。
まさにケンカし損です。
つわり中のケンカは、妻が弱っている証拠ですので、つわりが終わり、妻に心と体の余裕が生まれるまで待ってあげてくださいね。