ピッコマで読めるSMARTOONマンガ「テムパル~アイテムの力~」にハマりました。
ゲームの世界の話で、ピッコマでも人気のあるマンガですが、まだ読んだことがない人は、このレビューを読むと読むきっかけになるかもしれません。
目次
「テムパル~アイテムの力~」レビュー
世界最高のバーチャルリアリティゲーム〈SATISFY〉。
全世界ユーザー数20億人で、ゲーム内のお金が現実世界のお金として交換可能な、もう一つの地球と呼ばれるほどの壮大なファンタジーゲーム。
ゲーム中毒者である「長嶺 巧」はゲームで課金した借金を返すために日雇い労働をする以外のほとんどの時間はゲームに費やしていた。
ある日、クエスト依頼でレジェンダリー転職書<ファグマの奇書>を入手した「巧」だったがお金に目がくらみクエスト依頼の<ファグマの奇書>を売ってしまおうとする。
その悪事がバレて殺されそうになり、死んだら<ファグマの奇書>が消えてしまうと思った「巧」は伝説の職人<ファグマの末裔>へとジョブチェンジする。
ゲーム好きだが借金まみれでひねくれ者で不器用な「巧」の人生は「SATISFY」で変わる。
「テムパル~アイテムの力~」のストーリー展開
SATISFY(サティスファイ)はゲームですが、世界の1/4の人口の人がプレイしている大流行中のゲームtっという設定です。
サティスファイのトッププレイヤーになるとスポンサーが付いたり、広告費やら宣伝費用も稼げるのでトッププレイヤーになると大金を稼ぐことができます。
トッププレイヤーを目指す主人公の高峰 巧(たかみね たくみ)は不器用ですが根性だけはあるゲーム中毒者。
ゲームで課金して借金を背負うほどのゲーム中毒者で、親にも友人にも見放されています。
無職で日雇い労働者として食つなぐ中、やっとの思いで課金しながら進めたクエスト達成の条件であるレジェンダリー転職書<ファグマの奇書>の入手に成功しますが、お金欲しさに渡さずに売ってしまおうと考えます。
その瞬間、クエスト違反で殺されそうになりなり、アイテムが消えることを恐れた巧は成り行きで<ファグマの奇書>を使ってレジェンダリー職業「ファグマの末裔」に転職することに。
結局、その時は殺され、積み上げてきたレベルも転職したので初期化され、死亡ペナルティでマイナスレベルからのスタートなりました。
巧のゲームプレイスタイルは意地汚さはあってもゲームの住人(NPC)を大切にし、効率的なゲームプレイではないけどひねくれ者の発想で、不器用だから予測できない成長っぷりをしていきます。
諦めない根性だけはある巧は、NPCや周りのプレイヤーたちに認められ、徐々に名声を集めていきますが、20億プレイヤーの頂点に立つレジェンダリープレイヤーになれるのか!?
っというストーリー展開です。
巧はいじめられた経験もあり若干人間不信です。
女性のプレイヤーに惚れられるけど愛しているのはNPC(アイリーン)だけ。
「テムパル~アイテムの力~」のみどころ
- レジェンダリー職業「ファグマの末裔」という鍛冶職人がみもの
- ゲームベタが功を奏す
- 仲間との出会いがグリードを変える
- NPCやキャラクターが多種多彩で設定が精密
- 登場キャラクターが可愛い&カッコ良い
巧は、サティスファイでは「グリード」っという名前でゲームプレイしています。
名前の通り、グリードは欲深いです。
借金を背負うという苦い経験があるのでお金にもがめつく、お金に目がありません。
現実世界ではイジメられた経験もあり、ゲームばかりしているので人付き合いも下手です。
だけどゲームを愛していて、ゲーム内のNPCを「ゲームの人」ではなく、本当に生きているかのように大切に思っています。
ゲーム中毒者だからこそ、ゲームを心の底から愛しているグリードですが、不器用で意地汚いながらもクエスト攻略やゲームで出会った人達にとても大切にされます。
世間ではレジェンダリー職業だから強いんだと評価される中、グリードは根性だけは超一流で、くせ者らしい発想で段々と実力をつけ、名声を勝ち取っていくところが見ものです。
レジェンダリー職業「ファグマの末裔」という鍛冶職人がみもの
グリードは、自分の失態でサティスファイのレジェンダリー職業である「ファグマの末裔」に転職することになりました。
このファグマの末裔は伝説の鍛冶職人で製作系職業で戦闘力はあまり高くないです。
でも、アイテム製作能力は伝説級。
ファグマの末裔は、職業やレベル制限があっても多少のペナルティだけで全てのアイテムを身に着けることができます。
持ち前のあきらめない根性で職業のレベル上げに奮闘するグリードは、職業のレベルが上がるほど作れるアイテムの等級が上がり可能性が広がります。
不器用で効率が悪くても諦めず極めようとするその姿はゲームの中のスキルではなくまさに職人です。
サティスファイではアイテムはNPCが作ったものや、クエスト達成報酬でゲットしたり課金や強化することでしか入手できない世界なので、プレイヤーとして唯一アイテムが作れる職人となりました。
その唯一無二の存在が世界にどう影響を及ぼすのかが楽しみです。
ゲームベタが功を奏す
ゲームが好きなグリードですが、プレイヤーとしての実力は平凡です。
くせ者であり、性格に難があるグリードはゲームの攻略も効率よくできません。
でもそのゲームベタが功を奏してレジェンダリー職業なのにマイナスレベルからのスタートになったことで、ステータスアップの獲得にうまい具合に補正が入り、急激に成長していきます。
不器用で効率が悪いからこそできる成長速度っていうのもまた面白いです。
仲間とのかけがえのない出会いがグリードを変える
グリードは伝説の鍛冶職人というゲームの中で1人しかいないレジェンダリー職業なので、その伝説の鍛冶職人技を買われてギルドにも引く手あまたです。
そんな中、いち早く接触した「ツェダカギルド」は、グリードをギルドに引き入れました。
グリードは製作費用と材料は「ツェダカギルド」持ちでギルドに引き入れられましたが、同じギルド内なのにグリードはお金を徴収するという心の狭さです。
グリードは次第にアイテムの力やレジェンダリー職業のファグマの末裔のスキルで戦闘力もギルド内でトップの実力になり、ついに自分で新しいギルドを設立することに。
グリードは「ツェダカギルド」を自分のギルドへと吸収しようと試みますが、グリードは「俺が守ってやる」「アイテムも作ってやる」と主張していて、自分だけの力を信じているグリードの提案を断ります。
この後、事件が起きてグリードが危機に陥った時、ツェダカギルドの仲間が助けに入りますが、ツェダカギルドのギルドマスタージェシカは懐が広く、人としてプレイヤーとしても未熟者のグリードを支えると決心してくれました。
「ツェダカギルド」との出会いで仲間の大切さを始めて知ったグリードは、ギルドマスターとして、人として大きく成長していきます。
お金に目がないのは変わりませんが、最初の頃のへそ曲がり感がなく自分以外の人はどうなっても良いって人がサティスファイでこうも変わったか!?っと思って読み返すと面白いです。
NPCやキャラクターが多種多彩で設定が精密
サティスファイには、そのプレイ人口の多さから職業の種類やギルドも様々。
高精度なバーチャルリアリティーゲームだからAIで動くNPCも自発的に動き、キャラクターも個性豊かです。
登場人物はNPCやプレイヤー、ボスモンスターまでも個性的でバリエーションも広く、次々と色んなキャラクターや設定が出てきます。
技名やスキルも細かく設計されていて、戦闘シーンではスキルのクールタイムなどを秒単位で計算したり、それで勝負が付いたりと本当に設定が細かいです。
登場キャラクターやスキル、ゲーム内の都市事情や国家間の設定は本当にある都市と同じで、覚えるのが少々大変ではあります。
登場人物や主要メンバー以外は登場しなくなってしまいますが、カラーマンガなのでどれも見やすく印象に残るものばかりなのがすごいです。
登場キャラクターが可愛い&カッコ良い
サティスファイは本当に色んなキャラクターが登場しますが、男性キャラクターはカッコ良いし、女性キャラクターは可愛いです。
グリードはどんどん男前になるし、ジシュカが可愛い。
ポッと出のキャラクターでも設定がしっかりしていて見てて飽きません。
カラーマンガなので戦闘シーンは迫力があり、スタイルの良い女性や照れる姿は女神そのものです。
画力があるマンガはいつまでも見ていられます。
「テムパル~アイテムの力~」を読むには
「テムパル~アイテムの力~」は韓国の小説を元にしたマンガです。
日本では、ピッコマのSMARTOON(スマトゥーン)っと呼んでいる縦読みのカラーマンガで読むことができます。
最新話付近以外は待てば無料で読めます。
作品はアクセスした時期によって、時々¥0+対象作品になって1日6話読めたり、アプリからなら1日5話動画視聴でマンガを待たずに読むことができるのでお得です。
私は少し中盤らへんは中だるみしましたが今も読み続けている大好きなマンガです。
韓国語で読むなら
韓国語がでできる人は上記のサイトから読めます。
日本ではピッコマでのみ読めます。
「テムパル~アイテムの力~」の感想まとめ
ピッコマ
Kakao piccoma Corp.無料posted withアプリーチ
グリードは、ゲームをこよなく愛し、考え方が良くも悪くもくせ者なので、その変わった考え方は人々を巻き込み魅了します。
その予測もできない思考や成長は、一塊のプレイヤーに従うはずがない聖剣候補のフィアロや様々なNPC達を味方に付け、NPCのみならずプレイヤー達も魅了していきます。
現実世界ではグリードのゲームに対する志もあり巧に惚れる女子(プレイヤー)が続出しますが、現実世界の女性には見向きもしないのがゲーム中毒者である巧らしいところ。
グリードは現実世界でも女性と付き合ったことがないのにゲーム内で結婚したり、鍛冶職人のカンを実の父親以上に慕っていたりとゲームの住人を思う気持ちが現実世界より大きいです。
もはや、現実よりゲームで過ごすことがメインになりつつあります。
ゲームを舞台にしたマンガは多々ありますが、こんなに細かく作られたマンガはあまりみかけません。
アイテムの力も借りながら戦闘技術に磨きをかけてランカーにも劣らない実力を付けつつあるグリードが、サティスファイというゲームの頂点に立つことができるのか、どう上り詰めるのかが楽しみなマンガです。