DIYが趣味です。
そこで、作った作品(主に木製品)にレーザー彫刻して販売したら副業として儲かるんじゃない?
っと思いつきました。
そして、ひたすら練習してレーザー彫刻を楽しんだのですが、レーザー彫刻は個人のハンドメイド販売をするのに向いていないのか検証してみました。
目次
レーザー彫刻機とは
レーザー彫刻とは、高温なレーザー光線を集中して照射させることにより、素材を焼いて彫りこむ機械です。
レーザー彫刻機は、企業向けの大きくて高出力で数百万円するものもあれば、家庭でも使いやすいコンパクトサイズ(手のひらサイズ)のものもあります。
レーザー彫刻機が買えるところ
専門的な機械なので家電量販店には見かけることはあまりありませんが、はYahoo!ショッピング・楽天市場・Amazon.co.jpなどのネットショッピングサイトには売っています。
ヤフオクなどのフリマサイトにも海外から輸入したものも出回っていて、日本製の物は少ないですが、中華製の安い機種はAmazon.co.jpではよく見かけます。
海外のネットショッピングサイト(AliExpressやWish)などに抵抗のない人はもっと低価格で購入することができるかもしれません。
また、クラウドファンディングもよくされています。
レーザー彫刻は欲しい人が限られるので、クラウドファンディングなどでレーザー彫刻機が欲しい支援者を募る形だとリスクも少ないのだと思います。
レーザー彫刻ができること
- 作った作品にレーザー加工ができる
- 切断ができる
作った作品にレーザー加工ができる
レーザー彫刻は、光を照射した部分を焼くので、永遠に消えない彫刻を彫ることができます。
彫刻できるものはレーザー彫刻機によって違いますが、出力とスピードを調節すれば紙、布、木、石、アクリル板、革、金属などなど、あらゆるものに彫刻ができます。
レーザー彫刻は、JPEGなどのデータを取り込んだものをそのまま彫刻でき、機械なので狂いがないです。
写真などの複雑で細かい部分でも彫刻でき、もちろん、ロゴなどの簡単なものも正確に彫刻できます。
作品にちょっとマークを入れるだけで記念品になりますね。
切断ができる
取り込んだデータをそのまま彫刻してくれるレーザー彫刻機ですが、彫刻だけでなく切断も可能です。
レーザー彫刻は回転するものは別ですが、基本的には平面加工しかできません。
なので、お手製のパズルなんか作ると面白いです。
また、切断したパーツを組み合わせて立体物を作ったりもできるので作品の幅も広がります。
私はアクリル板なんか切断できたら良いなーっと思っていたのですが、私のレーザー彫刻はアクリル板どころか、彫刻するのも厳しいレーザー彫刻機でした。
レーザー彫刻でハンドメイド販売を目指す時乗り越えなければならない壁
- 匂い対策
- ある程度、コツを掴むまで練習が必要
- できることがレーザー彫刻機ごとに違う
- レーザー彫刻機はお値段が高い
- レーザー彫刻機は消耗品
レーザー彫刻はデータさえあれば自宅で簡単に彫刻できるので、ちょっとした記念品などに名前や日付を入れるだけでも特別な商品になります。
レーザー彫刻は焼いて跡を削るものなので、その彫刻は永遠です。
1つあるだけで便利そうな代物ですが、レーザー彫刻機を使ったハンドメイド販売をする時に問題となる項目はこのようなことだと思います。
匂い対策
レーザー彫刻は高熱で焼いて素材を焦がすので、焼いたときの匂い対策が必要です。
木製品なんかはヤニで周りも汚れるし、部屋に煙も充満するので換気対策は必要です。
プラスチックなんかは有害物質が発生するのと、反射した物質がレーザー彫刻機に良くないので故障の原因になります。
レーザー彫刻機を部屋で扱うときは異臭を吸い込まないようにしっかりと換気してください。
できれば外で彫刻した方が良いです。
ある程度、コツをつかむまで練習が必要
レーザー彫刻機はレーザー彫刻機ごとに速さやレーザーと彫刻する素材の距離、出力などの設定を素材ごとに変えなければきれいに彫刻できません。
革製品などは適当に彫刻してもきれいに彫刻できますが、木製品は設定次第で彫刻具合が変わります。
レーザー彫刻は素材ごとに出力やスピードが違ってくるので素材ごとにコツを掴むのに時間がかかるかもしれません。
できることがレーザー彫刻機ごとに違う
安いレーザー彫刻機は低出力の物が多いです。
低出力だとできることも限られてきて彫刻するのにも時間がかかります。
彫刻できるも素材も少ないので買うときにどんな素材が加工できるものなのかのチェックは必要です。
彫刻する素材が決まっていれば良いのですが、例えば金属なんかはかなり高出力なレーザー彫刻機でないと無理です。
レーザー彫刻機はお値段が高い
レーザー彫刻機は安いものもありますが、それなりの物を買おうとすると1台数万円は必要です。
1台買うのにコストがかかる他、精密機械なので故障のリスクもあります。
高熱を発するものなので壊れやすく、機械的な動作のトラブルや故障がないとは言い切れません。
なので、保険として壊れた時の代替機も必須です。
1台当たり、数万円するのが当たり前なので、複数台用意するのは大変ですが、何事にもリスクには備えておかなければなりません。
長持ちさせるためにはレーザー彫刻機の連続運転時間を守って正しく使ってみてください。
レーザー彫刻機は消耗品
レーザー彫刻機はレーザーを照射する半導体に寿命があります。
使用頻度にもよりますが大体5年持てば良い方です。
寿命が来るといきなり動かなくなるというよりはレーザー光が弱くなる感じです。
寿命が来たら半導体だけ取り換えるか、買い替えるかしなければなりません。
問題点を踏まえて「レーザー彫刻でハンドメイド販売をすることは副業として成り立つのか」を検証
私もレーザー彫刻を必死に練習しました。
結果、私の場合、素材を練習で無駄にしてしまうばかりで全然うまくいかず。
自分の納得できる作品ができず、断念しました。
レーザー彫刻は最後に彫刻するものなので、最後の最後に失敗してしまうと元も子もないです。
また、レーザー彫刻機自体もそれほど安いものではないので、初期投資が必要で、売れるかどうか分からないものにコストをかけるのはリスクが伴います。
私の場合、良い作品を作ろうとコストばかりがかかってしまい、私にはこの副業は向いていないと思いした。
もう、失敗ばかりで・・・。
レーザー彫刻は少しマークを入れただけでオリジナル商品を作りやすいのが魅力ですが、ハンドメイドとして販売するには、余程、売る商品に自信があり、失敗する確率が低く、単価が高いものであれば可能だと思います。
個人が稼ぐ副業としてハンドメイド作品の販売は、薄利多売だと苦しいです。
私はどうしても納得のいくものができませんでしたが、このような問題点を克服できる人ならハンドメイド作品の販売は副業に向いていると思います。