アフィリエイト初心者が見逃しがちな成果報酬アフィリエイトのITP対応とは？

アフィリエイトのASPに登録して、広告プログラムを見ていると「ITP」というマークを目にしたことがあると思います。

アフィリエイトの広告を貼る時に各ASPの成果報酬の違いに注目しがちですが、広告を選ぶ時は「ITP」の有無にもチェックが必要です。

アフィリエイトするならITPを理解して広告を選べば成果報酬につながるきっかけが増えます。

クルミ

今更ITPが気になってきたので勉強しました。

アフィリエイトをする上で見逃しがちな「ITP」とは

ITP（Intelligent Tracking Prevention）とは、Apple社が提供しているトラッキング防止機能です。

トラッキングとはサイト内でどこを閲覧しているのかを追跡、分析することですが、アップル製品（iPhoneやMac）では、プライバシー保護のためにITPを用いてCookie（クッキー）の動きを制限しています。

クルミ

ITPを知るにはCookie（クッキー）を理解しなければなりません。

Cookie（クッキー）の種類と仕組み

Cookie（クッキー）は2種類あります。

１

ファーストパーティーCookie

ファーストパーティーCookieとはアクセスしたサイトのサーバーから発行されるCookie（クッキー）です。

アクセス情報がサイトのサーバーに保存されるので会員ページなどではログイン時のIDやパスワードを入力する手間を省略できるといった使い方をされています。

こういったブログを書く時や広告を貼る時にもいちいちアカウント情報を入力しなくてもアクセスデータが保存されていると記録されたデータでログインできるので便利です。

２

サードパーティーCookie

サードパーティーCookieとは第三者サーバーから発行されるCookie（クッキー）です。

複数のサイト間を縦断し、広告のアクセス情報を通信し、情報を集めて広告の表示などに役立てています。

アフィリエイト広告もこのサードバーティ―Cookie（クッキー）を利用し、ユーザーが広告を利用したかどうかを追跡したり測定するのに役立てています。

このサードパーティーCookieは仕組み上、ユーザーの同意なしで通信されるものなのでアップル社はプライバシーの保護の観点から問題があるとしてITPという機能をブラウザに組み込んだっというわけです。

ITPは、このCookie（クッキー）を制限するための仕組みとなります。

「ITP」非対応の広告はSafariで成果が発生しない

ITP非対応の広告は、ブラウザがSafariだとアフィリエイト報酬が発生しません。

Safariだけでしょ？っと侮ることなかれ。

実際、私のブログでは、ブラウザ別シェア率でSafariが占める割合は約50％。

アクセスのおよそ半分が広告の成果発生に影響を及ぼす事が判明しました。

すべてが成果が発生するようなアクセスだとは限りませんが、二分の一という確率はいただけません。

私の場合、Safariでのアクセスは大いに影響があるので、ITPに対応している広告を貼るのが必然となりそうです。

私もこの記事を書くためにアナリティクスでブラウザのシェア率を調べて分かったことなのですが、Chromeが大半だと思いきや、iPhoneやMacを使っている人って結構多いんですねー。

調べて良かったー。

クルミ

ちなみに私はBing（Edge）派です。（少数派）

ITPの種類（バージョン）

ITPはアップデートを繰り返しているので複数のバージョンが存在します。

アフィリエイトプログラムを選ぶ時は、このITPのバージョンにも注目してなるべくCookieが長く残る広告主を選ぶと成果報酬に繋がりやすくなります。

代表的なASP4社のITP対応状況

ASP会社	ASPのITP対応状況
A8.net	ITP対応 ITP対応(7days) ITP非対応
バリューコマース	ITP対応 ITP対応（期間制限あり）→ 7日間 ITP未対応（3rd Party Cookieのみ）
もしもアフィリエイト	ITP対応 ITP非対応(アイコンなし)
afb	ITP2.3対応 ITP2.2対応 ITP2.0対応 ITP非対応(アイコンなし)

アフィリエイト広告を取り扱っている代表的なASP4社のITP対応状況を調べてみました。

各ASPによって、広告主によってもITP対応状況はまちまちです。

対応はしているけれど、ITPバージョンが違ったり、表記だけの場合もあります。

いくら成果報酬が高くても、成果と発生につながらなければ報酬は手に入りません。

各ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)事に、アフィリエイト広告のプログラムのITP対応が違うので広告を選ぶ時はITPにも注目してみてください。

ITPを侮ることなかれ！理解を深めれば報酬を得るチャンスにつながる

ITPによるアフィリエイトへの悪影響はSafariに限ったことですが、私のようにSafariでのアクセスが多いサイトだと成果報酬がうまく測定されないことになります。

Safari以外にもプライバシー保護を重視している検索エンジン「エコシア」や「Firefox」なども存在しつつあるので、今後、ITP以外にもCookieを利用する上で色々と障壁が出てきそうです。

私はやみくもに成果報酬が少しでも高いASPの広告を貼っていたのですが、ITPを理解してそれが間違っていたことが分かりました。

各ASPは様々な方法でITPによるCookieの削除を回避する対策を練られていますが、まずはITP対応の広告を貼って成果報酬を得られる可能性を高めてください。

クルミ

いままで本当にアフィリエイトプログラムに無関心すぎでした。

エコシアの記事ECOSIA（エコシア）がきっかけ。検索エンジンを変えるだけで世界のエコ活動に自由参加

2023.4.21

webの検索エンジンには、検索するだけで「木を植える」ものが存在します。 その1つがECOSIA（エコシア）です。 自分の検索エンジンを変えるだけで植林活動に参加でき、環境保護に良い活動になるだなんて素敵ですね。 ブログのアクセス解析ではどの検索エンジンからアクセスされたのかを知ることができますが、...