PIXTAのクリエイターとして写真を提出しました。
PIXTAでの初めての写真の提出だったのですが、ドキドキしながら審査の結果を待っていたのですが、無事、審査通過の連絡があってほっとしました。
PIXTAの審査はその素材によって厳しかったり緩かったりしますが、写真を提出するときの素材のガイドラインについてまとめました。
目次
初めてPIXTAでの写真の審査期間はどのくらい?
PIXTAのクリエイターとして写真を販売するにはまず、PIXTAの審査に通らなければなりません。
その期間はPIXTAによると約3週間(14営業日)とあります。
アドビストックではそれほど写真を提出する量が少なければ3日ほどで審査が完了するのですが、PIXTAは他サイトより審査期間は長めです。
私の写真の審査は約2週間ほどで審査結果通知がきて、無事通過しました。
PIXTAで写真が審査に通る基準のまとめ
- PIXTAで提出できるファイルはJPEG方式
- 画像の最低サイズや容量と解像度
- 写真の基本的な美しさやビジネスで使用される要素があること
- 類似コンテンツにあたらないか
- 知的財産に問題がないか
- 技術的な問題の要素が含まれていないこと
PIXTAで写真を販売するときのファイル形式
PIXTAで販売できるデータはJPEG形式と決まっています。
画像のカラーモードはRGBのみ。
もちろん、スマホなどで撮影した写真もJPEG形式であれば販売できます。
画像の最低サイズや容量と解像度
長辺と短辺の合計が1301px以上、35000px以下。
50MBまでの容量の写真をアップロードできます。
解像度300dpi(推奨)
写真の基本的な美しさやビジネスで使用される要素があること
PIXTAは商用利用(ビジネス)として使用される素材をストックする、有料ストックフォトサイトです。
お金を出してまでその素材を買いたいか?が重要です。
写真をただ、撮影するのではなく、ビジネスとして利用するシーンを想定している素材でなければなりません。
ただ漠然とした写真よりも、考えられた余白スペースや、構図、ピント調整などが写真に求められます。
類似コンテンツにあたらないか
ストックフォトビジネスは先に提出されている素材の類似コンテンツを嫌います。
ストックフォトではある程度まとまった素材がないとなかなか自分の作品が検索上位に表示されません。
表示されない=売れない。ので、素材のストック数は重要です。
しかし、ストックフォトでは、1つの素材を使いまわして違うようみみせかけるような素材の提出はお断りされています。
- 角度を少しだけ変更して撮影されたもの
- 切り取っただけの画像
- コントラストを変更したもの
- フィルター加工を施したもの
- 背景の色を変更したもの
- 色に変化をつけただけのもの
知的財産に問題がないか
撮影する人物や建物、物でもなんでも所有者がありそうなものはプロパティリリースが必要になる場合があります。
写真に映り込んだものが知的財産に問題がないかチェックしておく必要があります。
自分以外が所有する全てのものには所有権が発生します。
写真に収める時は写真を撮って販売しても良いかという確認をプロパティリリースといいます。
技術的な問題の要素が含まれていないこと
- ピントがあっているか
- ノイズが多くないか
- 適切な明るさ
- 画質が悪くないか
ポイントは、ピントが合っていて、画像が荒くなく、自然に見えるコントラストです。
画像編集ソフトで写真の加工をすること自体は簡単ですが、いじりすぎた不自然な写真はNGです。
この自然なきれいなさが重要なのですが、本当にありのままの写真は美しさが足りなくあまり購入されません。
そのためには演出が必要で、素材を美しく見せながら、自然に見えるような加工技術のバランスが求められます。
PIXTAへ写真をアップロードするときの注意点
- アップロードできる枚数に制限がある
- 半角/全角文字に指定がある
- 自動タグ付け機能がない
アップロードできる枚数に制限がある
PIXTAに登録した時点での初心者は最大アップロードが30枚までと決まっています。
このアップロード枚数は上限いっぱいにアップロードできたら増やせる仕組みとなっています。
その時にただ、素材をアップロードすれば良いのではなく、クオリティーの高い質の素材をアップロードし続けた場合に、少しづつ上限がアップします。
審査で落ちる頻度が高いとアップロードの上限を減らされるので、写真の質を重視しながら上限いっぱいまでアップロードするという作業を繰り返す必要があります。
また、PIXTAへ登録した素材の所有権は製作者(クリエイター側)にあるので、他サイトへも同じ素材を登録することが可能です。
ストックフォトビジネスは数が必要なので、多くの写真をアップロードしたいものですが、数に制限があることで、写真の管理が少しめんどくさくなります。(他サイトに登録した写真がわからなくなる。)
半角/全角文字に指定がある
写真につける、タイトルやタグはで英数字を使うときは半角で入力しないと登録できません。
ちょっとこれが不便で他サイトで使った全角のタグをコピペして使うとき、エラーではじかれた少しイラっとします。
自動タグ付け機能がない
PIXTAはタグを自動でつける機能を持っていません。
写真をアップロードするとストックフォトサイトによってはAIがその写真に写っているもの判断して、タグを自動でつける機能があるサイトにAdobe Stockがあります。
なので、多くの人はAdobe Stockにアップロード後、PIXTAで写真をアップロードするといった作業を繰り返すことでタイトルやタグ付けの効率がアップします。
今後、タグやタイトルを入力する登録作業にかかる時間を節約するためにも今後、PIXTAに導入されたら良いなと思います。
審査に落ちた写真は再提出可能
アドビストックと同じで、PIXTAでも審査に落ちた写真は再提出が可能です。
審査に落ちた理由もしっかりと教えてくれます。
PIXTAは日本のサイトなので、審査に落ちた理由は結構細かく教えてくれておよそ30個の審査落ち(リジェクト)をメールで知ることができます。
1枚でも写真は多い方が良いので直すことができたら再審査を受けることができます。
ストックフォトビジネスに画像編集ソフトは必要?
スマホのカメラでも補正機能が付いたものもありますが、基本、画像編集ソフトは使って提出した方がクオリティがグッと上がります。
また、ごみを除去したり、ちょっとした加工でもやっぱり画像可能ソフトは必要です。
また、その編集ソフトを使うパソコンも必要です。
高度なソフトを使うとなればハイスペックなパソコンが必要になります。
本気なら有料のソフト。
特に画像に特化したAdobe製品がメジャーです。
しかし、Adobe製品は素人が手を出すには少々お高い。
しかも機能が多すぎて素人には使いこなせません。
そして困るのがノートパソコンでは頻繁に固まります。(経験者は語る)
最初から有料ソフトはお金の無駄なので始めはフリーソフトから初めて物足りなくなってきたら有料ソフトに切り替えることを考えた方が良いです。
画像編集ソフトで有名なのは「GIMP」です。
なにせ、ストックフォトビジネスはプロのカメラマンや画像のプロと同じ土俵で勝負しているので、素人に画像の質で言ったら勝ち目がありません。
プロはもちろん、フリーソフトで編集はしていないので、できるだけ画像の補正をかけやすいようなソフトがあればちょっとはプロに近づけるような気がします。