レーザー彫刻機を買って、一番初めにレーザー彫刻したのはヒノキ。
しかし、ヒノキはヤニ(脂)が多くまれる木で、レーザーをあてるとレーザーの周りを多く汚してしまうのが難点です。
そこでマスキングテープの上から加工したのですがどうしても加工しにくい。
目次
ヒノキのレーザー彫刻が難しい点
- ヒノキのヤニで回りが汚れやすい
- マスキングテープを貼ると出力が若干違ってくる
- 木目によっては削り取れない部分がでる
ヒノキのヤニで回りが汚れやすい
ヒノキは脂が多く含まれる木です。
このヤニは、風通しが悪い所に置いて置いても自然と発生することもあり、木の生育状態や保存状態でも個体差があります。
レーザー彫刻機をあてる時に問題となるのはこのヤニです。
ヒノキにレーザーをあてると絶対にヤニがでます。
ほかの木は比較的汚れにくいですが、ヒノキはこのヤニが多く含まれるので出やすいです。
このヤニのおかげで表面を磨くとピカピカ光ってきれいなのですが、レーザー彫刻する時は少し厄介です。
このヤニは、一度ついてしまうとなかなかとれません。
取り除くのに苦労するのでヤニ対策として、マスキングテープを貼るのが一般的なのですが・・・。
ここでも問題点があります。
マスキングテープを貼ると若干仕上がりに差が出る
ヒノキにレーザー彫刻をした時に出るヤニ対策としてマスキングテープを貼って、ヤニで回りが汚れるのを防ぐことにしのですが、マスキングテープを貼ってレーザーをあてると、若干仕上がりに差が出ます。
マスキングテープを貼らない方がキレイです。
木にレーザー彫刻をする時は、何回か重ねてレーザーするとよりキレイに仕上がることもあります。
しかし、マスキングテープを貼ると何回もレーザーをあてなければならなくなり、彫刻も若干薄く、かすれて彫刻されたり、仕上がりに満足できませんでした。
この仕上がりの差が気に食わなくて、設定やレーザーをあてる回数も変更してみたのですが、失敗ばかりしてしまいました。
木目によっては削り取れない部分がでる
ヒノキは木目が切り出される部分によっておおきく違ってきます。
ヒノキの木目の筋はレーザーをあてても消えずにそのまま残ってしまいます。
木目が薄い部分はキレイに削り取れるのですが、これが味わいがあって良いと捉えるか、筋が残ってて見た目がちょっといまいちだと感じるか・・・。
意見が分かれそうです。
木の焦げはスピードを早くすると飛ぶ
木の焦げは焦げすぎたら、スピードを上げると少し飛ばすことができます。
その分、少し深く彫ってしまう事になりますが、焦げつきが濃い場合は、スピードを上げて削り取ってみるとまた違った印象になります。
ヒノキは工作材が便利
ヒノキはヤニが多く含まれるものはレーザー彫刻しにくです。
私はネット通販でヒノキのブロックを大量に手にしたのですが、ヤニが多くとても加工しにくいものでした。
材質的にはとてもきれいだったので、レーザーに適していない材だったんだと思います。
どうしてもヒノキのサイコロを作りたかったので、今度はホームセンターなどで売っている工作材を買ってきてレーザーしてみたのですが、ヤニが少なく加工しやすかったです。
もっとうまくレーザー彫刻機を扱える人なら、うまく彫刻できるのかもしれません。
使うレーザー彫刻機によっても差はあると思いますが、私が持っているレーザー彫刻機は加工しにくかったです。
これからホームセンターに通ってせっせこ木材切ろうと思います。