レーザー彫刻機を使って、色んなものに彫刻中。
レーザー彫刻は、取り込んだデータを正確に彫刻できますが、その機種によって彫刻できるものは違います。
でも、紙ならばどんな機種でも彫刻できるので今回はダンボールへ彫刻やってみました。
ダンボールへレーザー彫刻すると見た目はキレイ
ダンボールにレーザー彫刻しました。
焦げが黒インクのようで結構格好良いです。
ダンボールへの彫刻ができるようになると、オリジナル梱包グッズが作れます。
一見キレイに彫刻できているのですが、ダンボールへの彫刻は少し問題があります。
彫刻部分は焦げだからこすると落ちる
考えて見れば当たり前だったのですが、ダンボールへレーザー彫刻すると表面は焦げてます。
焦げているので、当然触ると焦げが付きます。
結果、ダンボールへのレーザー彫刻はそのまま使えません。
木ならば水や拭き取りで焦げは取ることができますが、ダンボールは濡らすとフヤフヤになるので、どうしようもないです。
厚いダンボールは切断できない
彫刻がダメなら切断してみました。
切断なら、ダンボールが焦げても切断部だけ焦げを拭きとったり、削ったりすれば焦げを落とすことができます。
しかし、ここでも問題が!!
ダンボールは紙ですが、分厚くなればなるほど光の焦点がズレて出力が弱くなります。
だからダンボールのような素材厚みのある物の切断はムリでした。
レーザー彫刻は、1点にエネルギーを集中させて彫刻しているので、焦点がズレれば彫刻ができません。
もっと高出力レーザー彫刻だったら簡単にできるのかもしれません。
でも、私が持っているものは家庭用レーザー彫刻なので、切断しようと思って出力を上げると焦げがひどくなります。
ネットでダンボールをレーザー彫刻機で切断しているのはきっと、私が持っているものとは比べ物にならないくらい高出力レーザー彫刻機に違いありません。
どうしても切断したいなら、厚みのないダンボール(ボール紙とか)裏から同じ場所をレーザー彫刻機で切断ですね。
ダンボールに彫刻できれは、物を発送したいと思った時、梱包材としてオリジナリティが出せると想ったのですが、考えが甘かったです。
ダンボールがダメなら次は紙?
レーザー彫刻は光のエネルギーを集中させて彫刻しますが、紙は燃えやすいので比較的彫刻しやすいです。
何かと焦げとの戦いになるレーザー彫刻ですが、焦げ対策には色々あります。
焦げを抑えるには、まずはスピードを上げることで、サッとレーザーをあてて、彫刻するのがコツだそうです。
レーザー彫刻用の紙なども販売されていますが、素材が良くなければ彫刻できないとなると、コストがかかるのでちょっと考えものです。
マスキングテープは表面の紙だけ削れる
木へレーザー彫刻しようとした時、私はマスキングテープを貼って木の周りの焦げつきを抑えてました。
焦げ付きを抑えたいので、スピードを上げてレーザー彫刻した場合、マスキングテープの表面の紙だけ削れて、テープは張り付いたままでした。
このことを考えると、紙テープにレーザー彫刻で模様を入れるのは可能です。
色は入れられないのは残念ですが、紙は厚めのもので、スピードを上げればうまくレーザー彫刻出来そうです。