お昼寝の時間が長いと夜寝るの遅くなります。
それは育児をしている人なら重々承知の事実ですが、3歳になるとお昼寝をしない子もでてきます。
幼稚園ではお昼寝がないのが普通の事ですが、保育所は基本、お昼寝をさせる所が多いです。
そこで問題となるのは、保育園で過ごす間のお昼寝が長すぎるパターン。
保育園も子供を寝かせておく方が楽なので、無理に起こさない場合が多いのですが、夜寝ないのは親としては困りますよね。
それを解決すべく、保育園にお昼寝の調節をお願いするのですが、対応してもらえるかどうかは保育園次第です。
目次
3歳児のお昼寝は必要?
子供は成長すると1歳児の頃は午前/午後と2回とっていたお昼寝も徐々に午後の1回になります。
そして、小学生に上がる頃には昼寝を必要としなくなるわけですが、お昼寝の有無は「子供次第」で、個人差が激しいものです。
兄弟でも睡眠時間には個人差があるわけですが、3歳児になるとお昼寝が不要になる子供もいます。
3歳になると子供によってお昼寝が必要なくなる子がでてきます。
我が子は3人中2人が3歳になったらお昼寝を必要とないタイプの子でした。
3歳児に必要な睡眠時間
3歳児に必要な睡眠時間は個人差はありますが、12時間~14時間です。
上の子が通っていた保育園は、3歳になると寝ない子もいるので、寝ない子は寝なくて良いっという方針でした。
数名の寝ない子グループで静かに寝ている子達の横で遊ばせてもらっていたそうです。
しかし、一番下の通っていた保育園はお昼寝はしてもらいたい保育園でした。
我が子はお昼寝を保育園で2時間ほどとってしまうので、夜中々寝ないです。
なんと23時まで起きています。
お昼寝分、夜の睡眠に影響が出てしまっています。
家でもお昼寝は極力させてなくて、保育園でお昼寝するとそうなりますよね。
朝も7時台に起きるので、遅起きではないのですが・・・。
夜寝ないことが影響する子供の成長への悪循環
- 成長ホルモンに影響が出る
- 睡眠の質が落ちる
- 体内時計のリズムが崩れる
成長ホルモンに影響が出る
成長ホルモンは深い睡眠の時に盛んに分泌されています。
寝ついてからの3時間が深い眠りが一番成長ホルモンが分泌されるとされていますが、睡眠はだた寝るだけではなく「質の高い睡眠」をできるかにかかっています。
大人でもいくら寝ても疲れがとれない、寝た気がしない、だるいっといったことってありますよね。
これは生活リズムの乱れが関係していて、そうなってくると睡眠の質が悪く、ホルモンの分泌が悪くなります。
睡眠の質が落ちる
睡眠には浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」の2種類があります。
成長ホルモンが分泌される時間帯の「ノンレム睡眠」にも段階があり、 その中でも、眠り始めから3時間くらいの間に訪れる最も深い眠りの第4段階の時に、多くの成長ホルモンが分泌されます。
この時間に眠りが浅いと成長ホルモンが十分に分泌されません。
この成長ホルモンは、実は何時に寝ても深い眠りにつくと分泌されるので、何時に寝るのかは重要ではないらしいのです。
問題は生活リズムにあります。
体内時計のリズムが崩れる
「22時~2時」
この時間帯をゴールデンタイムと言いますが、実はこの時間帯に寝ているのが大切なのではありません。
この時間帯に寝ると良いとされている訳は、体内時計を適切に保つためにあるのだそうです。
夜になって自然と眠くなるのは、メラトニンと呼ばれるホルモンが分泌されることにあります。
朝起きて日の光を浴びた15、6時間後に分泌が開始されるため、起床時間から15、6時間が経過したら電気を消すと自然と眠たくなる。
このリズムが崩れることが夜更かしの最大の原因です。
睡眠のリズムが崩れるという事は、夜寝られくなり、質の良い睡眠が得られなくなります。
それに伴って、成長ホルモンの分泌も減ってしまうのです。
中々寝れないっといって寝付いてしまうと睡眠も浅くなって深い睡眠がなかなか得られない悪循環になります。
お昼寝が長い事への悪循環
お昼寝が長い→夜寝るのが遅くなる→親が子供が寝なくてイライラする→子供も寝れなくてイライラする→日中も寝不足でお互いイライラ、この悪循環のスパイラルです。
3歳の我が子は23時に寝ても朝の7時起きるという全くお昼寝が必要ない子でした。
しかし、これは我が子の個性。
我が子の個性に保育園が対応してくれるかは保育園にかかっています。
夜更かしが黙認されていた件について
うちの子が通っていた保育園は、お昼寝をキッチリ(絶対?)させる保育園です。
元々お昼寝が上手でなかった我が子ですが、近ごろは保育所でご飯を食べた後、お昼寝もスムーズにできて良いリズムだったので、夜寝るのが遅くても黙認していたのだとか・・・。
保育園のリズムは整ってきたので、お帳面に就寝時間23時30分まで起きていると書いていても何も言ってこないし、家での過ごし方はしらないよー。っと言った感じでした。
それを聞いて、園では良いリズムだけど、家ではこんなリズムなので、お昼寝の調整をしてもらえませんか?っといったコミュニケーション不足だったのかもしれません。
お昼寝についての相談は今回が初めてではなかったので、コミュニケーションが足りなかったのかもしれません。
保育園によっては園から進んでお昼寝の時間を調節してくれる所もありますが、このように、言わないと対応してくれない場合もあるので、保育園とのコミュニケーションも必要です。
お昼寝の調整は保育園次第
お昼寝の調整は親としても少し肩身の狭い思いをします。
ほとんどの子が寝ている中、我が子だけお昼寝しないとなると先生は1人のために保育をしなければなりません。
保育園の先生は子供が寝ている間、お帳面への記帳やら、先生たちの昼食、次の保育への準備など、しなければならないことがたくさんあります。
なので、保育園によっては個々の成長に合わせてお昼寝を短くすることに抵抗がある保育園もあります。
結論、保育園は人手不足なんです。
夜寝るのが遅かったら、子供成長にも良くないので絶対に言うべきですが、保育園によっては嫌な顔をされることもあります。
でも、親としては絶対に言うべきです。
夜寝れないと夜中まで1人で遊んでいるのは見ていてかわいそうです。
保育園は保育園を円滑に回すことが第一で、どうしても対応できない場合もあるのは今の保育の現状仕方ない事なのかもしれません。