
夫婦生活が長くなると少しぐらいケンカします。
コミュニケーションも雑になってきて、相手を敬う気持ちを忘れてしまいがちです。
何気ない言葉に傷ついたり、気づ付けたりして落ち込んでしまう事ってありますよね。
先日、私のさりげない態度が旦那のシャクに触ったようで、旦那に「おまえ」呼ばわりされました。
何気に「おまえ」って言われて私は不快な気持ちになるのですが、皆さんはどうですか?
言われた言葉に傷ついたら、子供には絶対にこんな言葉使って欲しくない。
そう再確認するきっかけになりました。
母は傷ついてばかりではいられません。

目次
「おまえ」という言葉は本来は人を敬う言葉
「おまえ」っという言葉は使う状況次第で、意味合いが違ってきます。
「おまえ」は「前」に「御(お)」がついて「御前」となった語。
元々は、神仏や貴人の前を敬う語として使われていました。
「おまえ」という言葉は、敬意をもって、相手を敬う表現として使われていたのですが、時代の流れと共に、その意味合いは薄れています。
現代では「おまえ」と呼ぶ対象の人を同等以下に見下している言い方として用いられるようになりました。

どうして「おまえ」は汚く聞こえるのか

「おまえ」という言葉は、もともとは相手を敬う言葉だったのに、どうして不快な気持ちになるのでしょう。
言葉の受け止め方は人それぞれなので、「おまえ」っと言われて傷つかない、気にしない人もいます。
でも、傷つく人は「おまえ」という言葉の認識の中に人を蔑んだり、見下したり、軽んじて見られていると感じるからですよね。
「おまえ」は親しい仲だからこそ言える言葉でもあります。
上司や先生など、目上の人には絶対に使われないですよね。
親しいからこそ言える言葉でもありますが、漫画なんかでは敵意をもっている人へ向けて発せられる言葉でもあります。
友達同士で「おまえ」という事はあると思います。
でも、どうして名前で呼ばずに「おまえ」と呼んでしまうのでしょう。
わざわざ友達を「おまえ」と呼んでしまうのは友達を「同等かそれ以下」に思っていてるからです。
例えば、友達に「おまえの話しは面白いな。」っという事はあっても、目上人(上司や先生)などに「お前の話しは面白いですね。」などとは言わないはず。
親しい仲だからこそ、「おまえ」と言えるのであって、目上の人には絶対に使う事はありません。
なぜ、友達同士で「おまえ」っといってしまうのかというと相手に対して思いやりがないわけではないですが、親しみ込めているからです。
でも友達を自分より格下に思って発せられる「おまえ」という言葉は簡単に友達を傷つけてしまします。
「おまえ」って言われて嫌な例
- おまえのせいだ
- おまえに言ってない
- おまえなんか嫌いだ
- おまえに聞いてない
「おまえ」の後に不快な言葉が続くと、「おまえ」の言葉の意味合いも違ってきます。
私は、旦那に聞かれた問いに対して少しイライラしながら返答したのですが、その態度に不満があったようです。
「おまえ自身に聞いてない。子供について聞いてる。」
大まかな内容としては旦那が大事にしている物がの部品がどっかいってしまったらしく、子供がどこかになくしたのではないかと聞いてきたらしいのですが。

っと返答したところ、「おまえじゃなくて、子供が触らなかったか?」って聞いていたらしいです。
旦那は時々、「おまえ」って言葉を使うのですが、使い方次第でこんなにも人を気ずつけるんですから、やめて欲しいです。
「おまえ」って言われて嬉しい例
- おまえしかいない
- おまえならできる
- おまえに頼みたい
- おまえは良いヤツだ
- おまえだったらできる
こういわれると嬉しいです。
「おまえ」って言葉は使い方次第で、人を褒めたり、人を見下したりもできるんです。

「おまえ」っていう人は男性に多い?
私は旦那に対して、「おまえ」呼ばわりしたことは一度もないです。
第一「おまえ」なんていう人とあまり接してこなかったんだと思います。
私は「おまえ」って嫌な意味合いで言われて不快を覚えるタイプですが、「おまえ」と呼ばれて何とも思わない人もいます。
だから、旦那は「おまえ」って言われてなんとも思っていないか(嫌な意味合いで)、言われたことがあまりない人だと思うんです。

「おまえ」は言わないけど「君」は言う
私は、一度も「おまえ」という言葉を旦那に対して言ったことはありません。
けど、「君」はよくあります。
人を敬慕・親愛の情をこめていう言葉です。
「きみ」と「おまえ」は類義語ですが、「きみ」には相手を軽蔑するような意味合いは含まれていません。

子供に対して「おまえ」はどうか?
旦那が子供を怒った時に、子供に対して「おまえ」って言っています。
私も気がついたら子供に「おまえ」って言ってしまっている時があることに気づきました。

もちろん、親は子供より偉いですが、あなたより偉い、立場が上って誇示してしまっているんですね。
まだまだ言葉の重みを知らない子供でも、小さいながらでも言われたら不快だと思うんです。
小さいころの子供の言葉遣いは、親の影響が大きいとも言われています。
「おまえ」という言葉を子供に言う時は、子供を下にみるのではなくて、子供に対して、敬愛する気持ちを持って使わなければならないと思いました。
名前があるんだから、名前で呼んであるげるのが一番ですね。

「おまえ」という言葉を見直そう

元もは人を敬う言葉として使われてきた言葉ですが、現代では人を見下した意味合いを含む事が多いです。
「おまえ」と言われて何も思わない人。
不快を感じる人、人によって受け止め方は様々です。
特に付き合いが長くなると言葉遣いがちょっと乱暴になったりして、平気で人を傷つけたりしちゃいます。
旦那とも、もう12年ぐらいの付き合いですが、親しき中にも礼儀ありという言葉があるように、傷つくような使い方はしてはならないと思いました。
慣れている人だから言ってしまう言葉ですが、言葉は最大の暴力です。
言葉次第で人を死に追いやったりすることも平気でできます。
子供の教育にも悪いので、言葉の重みを知って、自分の行動を悔い改めるきっかけになりました。
