オリジナルグッズを生み出そうと考えた時に、手に入りやすく、加工しやすいのは「木」ですよね。
木材でも色んな樹種や素材があり、木には木目があるので、1つ1つ表情が違い、天然木の味わいが楽しめます。
木で何かオリジナルグッズを作りたいなっと考えたときに、思いついたのが写真立てです。
写真立ては、思い出を飾るものであり、部屋の中のインテリアとして置いておくものなので、あっても困りません。
しかも、置いても邪魔にならず、おしゃれな額縁は需要が高いです。
しかし、写真立てを1から作ろうと思うと結構大変な目にあいます。
目次
フォトフレーム(写真立て)てづくりは大変?
フォトフレームって木と木を四角に組み合わせて、そこにパネルを張り付けるだけ。
文字で書くとなんだか簡単そう。
だと思えますが、フォトフレームづくりは素人が1から手作りしようと思うと中々難しいです。
実際にやってみると色々と大変で、とにかく道具がなければできません。
準備不足では絶対に失敗します。
フォトフレーム作りは難易度が高い9個の理由
- 素材選びが難しい
- 場所の確保が必要
- 事前準備が大事
- 木材カットの労力と時間がかかる
- 正確に45度にカットしなければならない
- フレームかかりをつくれない
- フレーム作りの工程にコツがない
- デザインにオリジナリティを出しにくい
- 材料や道具を1から集めるとコストがかかる
素材選びが難しい
最初に悩むのが素材選びです。
フレームの枠をどんな木材にするのか、大きさや形など色んな事で悩みます。
写真を覆う表面のカバーの素材をアクリル板やら、ガラスにするのかいろんな素材の特徴とコスト考えてから創作しなければならず非常に悩みます。
質が良いものを作ろうと思うと、材料にコストがかかるので、質とコストのバランスが難しいです。
場所の確保が必要
小さなフォトフレームづくりでも、木材をカットするための場所が必要になります。
木材をカットすると木くずが思った以上に出ます。
庭や部屋の中でするとしてもある程度の広さと汚れても後片付けのしやすさのある場所が必要です。
事前準備が大事
木材をカットするためには絶対にのこぎりが必要です。
また、作業をしやすくするため、木を固定するものやなるべく疲れないような道具が必要になります。
私のように何も準備せず、まず作ってみようと考えていると絶対に失敗します。
木材カットに労力と時間がかかる
まずは、お試しとしてL版サイズの写真が入る写真立てを作ろうと思いました。
私が選んだのはひのきの工作用の棒。
これなら、幅も最初からカットしてあるので、後は直線にカットするだけなので簡単に済みそうだとおもったのですが・・・。
しかし、この木材カット、道具を揃えてないと、正確にのこぎりでギコギコすることになるので、非常に労力と時間がかかりました。
正確に45度にカットしなければならない
直線だけならまだしも、フォトフレームは枠を四角にするために、フレームを正確に45度にカットしなければなりません。
なので、正確に45度を測る分度器も必要です。
フォトフレーム作りは長さや角度の精度がものを言います。
数㎝の長さの違いや角度のズレが、枠のゆがみへとつながります。
フレームかかりをつくれない
例え、枠を正確にカットできたとしても、次は表面のカバーや写真を納める場所、フレームかかりを作ることが道具がないとできません。
フレームかかりを作るには、丸のこや電動トリマーっという、木を一定の深さで削る機械が必要になります。
手作業で削るのは非常に困難です。
道具がない場合、フレームかかりを作ることができないので、薄い板を枠に張り付けて、背板でフタをすると簡単に段差ができます。
百円均一のフォトフレームを見てみると、フォトフレームにフレームかかりがなく、針金で後ろの背板に固定する形をとっています。
なので絶対に必要とまではいえませんが、どうせつくるなら作ってみたいですよね。
フォトフレーム作りの工程にコツがない
フォトフレームにも色んな形がありますが、作業工程はどれも同じです。
フレームを切って、フレームかかりを作り、表面のカバーを内寸サイズにカット、背板を止める金具をつけ、写真立ての足を取り付けたり、壁掛けできるようにするならビラカンっという金具を取り付ける。
こういった作業の中でコツが一切ありません。
枠に限っては正確さが一番必要でありながら、手作業でするとなるとどうしても道具が必要になります。
フォトフレーム作りは道具ありきで制作できるものであり、自分の感だけでは制作できません。
デザインにオリジナリティをだしにくい
フォトフレーム作りは大変な作業のわりに、オリジナリティがでません。
後で、 フレーム部分に塗装するなり、装飾を施すとなると、余程のこだわりがなければ既製品のものを買って、装飾した方が時間もかからず、労力もないです。
材料や道具を1から集めるとコストがかかる
フォトフレーム作りは素材を1から選べるので、素材を選ぶ楽しみがあります。
また、1から作ったというハンドメイドです!っといったアピールもしやすいです。
しかし、フレームである木材は手に入りやすくても、表面をカバーするガラスやアクリル板はなかなか手に入りにくいし、カットする道具を揃えなければならない場合もあります。
表面のカバーは何を選ぼうともピッタリサイズはないので、オーダーメイドにすると値段も跳ね上がります。
素材にこだわると1つ辺りの額の値段が高くなってしまい、安い素材を使うと見た目が悪いです。
また背板を固定するトンボや、壁掛け仕様にするならビラカン必要になり、細かな材料は少量では売っていないので、最初のコストがかかります。
フォトフレーム作りは、結果コストがかかる
フォトフレームづくりは、のこぎり1本では作れません。
また、正確に物を測ったり、切ったりする道具が必要です。
余程、色んな工具を持っている場合を除いて、手持ちの道具ではどうにかなるものではないので、新たにまっすぐ切ったり、測ったりするために必要な道具をそろえる必要があります。
ホームセンターなどでは工具を貸し出してくれる工作室なども利用できますが、持ち込みOKな場所は限りがあります。
なので、思い付きでフォトフレームを作ろうと考えるならやめた方が良いです。
手作りのフォトフレーム作りは道具ありきで几帳面な性格な人向け
木材で行うフォトフレーム作りは思い付きで作れるものではありません。
正確に物を測れ、角度を測ったりする道具が必要です。
これは技術というよりも几帳面な性格で、道具をいかに上手に使いこなせるかにかかっていると思います。
しかも、フォトフレームは作るコストや労力がかかる割に、市販品では安く販売されています。
これはフォトフレームを作る設備があってこその価格で、素人が市販品には余程、素材やハンドメイドの味わいを感じられるものでなければ価格や品質で負けてしまいます。
なので、ハンドメイドでフォトフレームを出している人は正確に物を切る道具を持っていて、尚且つ、それが苦にならない几帳面な人ってことですね。