妊婦検診がきっかけ。待ち時間が長い時にイライラせずにこれを読もう

妊婦検診って結構待ちませんか?

ここに訪れた人も妊婦検診の待ち時間が長すぎてイライラしている方ではないでしょうか。

妊娠中はホルモンバランスも乱れでただでちょっとした事でイライラしがちです。

予約したのに2~3時間待つのは当たり前。

クルミ
もう、うんざりですよね。

妊婦検診時の待ち時間(トータル3人)

私は3人を産んだので妊婦検診での待たされた時間は結構なものになります。

1回2時間待ったとして妊婦検診の補助券を全て使って14回。

トータル28時間待ってます。

かける3人で84時間は確実に待ちぼうけ食ってますね。

1日以上の時間を妊婦検診のために使っているわけですよね。

意外と難しい。妊婦検診の待ち時間の潰し方

1人目ならまだしも2人目3人目になると自分の時間って本当に作る暇がありません。

子供が寝静まった後に少しだけ穏やかな時間がありますが、ほんの数時間です。

3歳くらいまでなら夜起きることがまだまだあるので、自分が休まる時間は本当に少ないのです。

だから限りある時間を有効活用したい!っと思うのは切なる願いです。

1人目の出産の時は待ち時間の間に妊娠中の生活や赤ちゃんのことを考えたり調べたりするうちに時間が過ぎてしまいます。

しかし、難しいのは2人目3人目。

ある程度知識も蓄えているので待っている間、時間の潰し方が難しい。

経産婦さんになればなるほど、待ち時間が苦痛になってきます。

主治医の説明も、ある程度わかっているし、分からないことも少ない。

サックリ赤ちゃんの様子を見て、上の子のお世話もあるので早く帰りたいと思うのが当たり前になってきます。

クルミ
1人目妊娠の時は待ち時間も楽しみですなんですけどね。

妊婦検診に暇つぶしのツールがない時

私はせっかちだし、何かをしていないと落ち着かない性格なのでとにかく何かをしていたい派です。

ぼーっと目を閉じて無心になれるような性格ではないのです。

皆何してるのかな?ってググってみても趣味やスマホでの情報収集ぐらいでした。

私は趣味らしい趣味を持っていないし、スマホでの情報収集も途中で飽きてしまうので。

とくにする事がなかったら&なくなったら是非ためしてみてください

受付を済ませてまず買い物へ

妊婦検診って毎回やることが決まってますから。

  • 尿検査
  • 血圧検査
  • 体重測定

これらを済ませてしまえばほぼ呼ばれることはありません。

妊婦検診の他に別件で用事があるなら、受付の時にキチンと説明してくれるので後はひたすら自分の名前を呼ばれるまで待つのみです。

それならその間に買い物を済ましてしまおう!って話です。

行ったり来たりするのはちょっと面倒なのですが、私は待合室でじっとお尻が痛いのを我慢するより、動いていた方が気分転換にもなりました。

早く呼ばれる可能性もあるので、待合室の込み具合を観察しながら行ってました。

ちょっとそこはドキドキです。

妊婦検診ってただ待ってるだけなんですけど、異様に疲れるんですよね。

だから、買い物する気がなくなる前に先に済ませちゃいます。

これって結構効率悪いような感じもしますが、効率が悪いからこそ時間が潰せます。

クルミ
待ち時間が長い時はあえて効率悪く過ごす。

人間観察をする

あんまりジロジロ見るのはお勧めできませんが、すこしチラ見するぐらいなら許してもらえますよね。

  • 何歳?
  • 出産何人目かな?
  • 何をして時間を潰しているんだろう?
  • 妊婦さんじゃなかったら何で受診したんだろう?

などなど。

想像するのにお金はかかりませんから。

産婦人科って妊婦さんだけが来るわけではないので結構幅広い年齢層の人が受診します。

今は大概の人がスマホいじって時間を潰してる人がほとんどですけど。

たまに本読んでる人や書き物をしている人とかいると珍しくてついつい見てしまいます。

年配の方が受診すると、私も将来お世話になったりするんだろうか?とか思っちゃったり。

夫婦で来てる人がいたら、優しい旦那さんなんだなぁ~っと思いますね。

たまに、イチャイチャしてる夫婦もいますけど。。。

でもやっぱり他の妊婦さん見て、今何カ月だろう?って想像するのが結構楽しかったですね。

同じぐらいのお腹の大きさの人を見つけると、自分と出産日近そうだなーっとか思って勝手に親近感湧いてました。

何番目に呼ばれるのか予想してみる

イライラしだしたらゲーム感覚でやってみてください。

当然ながら全然当たりません。

羊が1匹、羊が2匹、羊が3匹・・・。

っと同じような感覚で。

1人呼ばれ、2人呼ばれて、3人呼ばれて・・・。

待ちくたびれたら、ゲームにしてしまうのが一番いいですね。

クルミ
「次、呼ばれる」って思って実際呼ばれると結構嬉しかったりします。

次の健診の待ち時間を少しでも短くするためにやってみたこと

来院時間を少しずつ早くする。

待ち時間が一番少ないのは朝の早い時間です。

診察が遅れれば遅れるほど、次の予約も遅い時間帯になってしまいます。

妊婦検診を重ねるごとにだんだん遅い時間帯になってしまうので、待つ時間も遅くなってしまいます。

そうならないためにも予約時間より早く行くことで次の早い時間の予約を取ろうっていう作戦を立ててみました。

基本は予約制ですが、産婦人科の予約って例えば10時00分から10時30分の予約を取ったらこの時間帯の予約の人が5人ぐらいいて、その中から来院順に診察するっていう方式が多いです。

分刻みで予約が取れるなら待ち時間なんてないですものね。

予約時間より少しずつ早く来院することで次第に次の予約も早い時間帯を確保できます。

当然ながら前に待っている人が少なければ少ないほど、待つ時間が少なくなるので。

本当は一番最初とか取れるといいんですけどね。

産婦人科の現状を考えて寛大になろう

産婦人科の現状は、テレビ・新聞の報道などによって広く知られるところです。

産院が減少し、残ったところに妊婦さんが集中することで妊婦健診の混雑が起きているわけです。

私は近くの総合病院で2人を出産したのですが、その後、閉院したため個人病院でもう1人出産しました。

個人病院の看護師さんのお話によると「出生数は増えているのにまわりの産婦人科が閉院して忙しい。」っとおっしゃっていました。

婦人科を取り扱っている病院は結構あるけれど、産科を扱っている病院は少なくなりつつあります。

産婦人科の減少の原因は医師不足

  • 夜にお酒もおちおち飲んでいられない
  • 緊急の患者にで常に寝不足
  • 土日祝関係なしに働く

産婦人科の減少は過酷な勤務状況が1つの原因としてあげられます。

私が行っていた個人病院は1人で出産も診察も見ているとう病院でした。

出産は夜に起こることが多くあります。

私も夜中に破水して出産した1人でもあります。

緊急の患者などももちろん先生1人で診るので夜中も働いている場合も多々あることです。

それを考えると個人病院で1人体制のところの先生は

このような勤務体制で働いています。

私も入院中、先生の回診があって病室に先生が訪ねてきました。

朝は5時過ぎから朝の回診があったので、本当にいつ寝ているのかと心配になるぐらいでした。

クルミ
産婦人科って激務です。

命を扱う職業だから一切の妥協を許されない

日本の周産期医療の安全性は世界トップクラスです。

にも関わらず、何か出産時にトラブルがあり(胎児死亡、妊婦死亡など)医師が訴えられるケースが非常に高い職種なのです。

なぜ訴えられるケースが非常に高いのかというと、妊娠は病気ではないということが大きな要因だと思います。

病気ではないため妊娠=死という発想がそもそもないのです。

私自身も出産の時に、お腹の子がへその緒を首に巻いていたため、陣痛の度に胎児の心拍が低下する事態になり、緊急帝王切開をしました。

医師からの説明では「心拍が低下して非常に危ない状態だった」っという説明を受けました。

その時は3人目ということもあったし、へその緒を巻いて出産した話も聞いたことがあったので、無事に出産できなかったかもっという考えがほとんどなかったのです。

でも後になって考えると、あのまま普通分娩で産んでいたら、死産だったかもしれません。

クルミ
そう思うと先生の判断に感謝するしかなかったです。

出産して赤ちゃんが息をして産まれてこなかったら。

赤ちゃんが無事に産まれて来なかったら、私自身も医療ミスとして医師を訴える可能性は十分にあった思います。

赤ちゃんが死亡してしまうケースもありますが、妊婦が死亡してしまうケースもあります。

私が出産した個人病院の先生も妊婦さんを死なせてしまった経験をお持ちな先生でした。

帝王切開で血栓症になり患者さんを亡くしてしまったらしいのです。

血栓症

血管の中で血液が固まってしまう病気で突然発症します。

飛行機のエコノミークラスの乗客によく起こることで広く知られるようになった「エコノミークラス症候群」がまさにこの肺血栓塞栓症です。

飛行機の機内で水分をあまり摂らずに長時間じっと座ったままでいると、下肢の静脈に血栓(血の塊)ができて、飛行機から降りて歩き出した時に血栓がとんでいって肺動脈に詰まって呼吸困難に陥るものです。

血栓症になると手の施しようがなく目の前で患者さんが亡くなったお話を看護師さんから聞きました。

その先生の経験からか、血栓予防の対策がかなり念入りにされている病院でもありました。

産婦人科は唯一「おめでとう」といえる科

昼夜のない労働を伴う過酷な労働条件にも関わらず、それでも先生が産婦人科を続けている理由はやっぱり「おめでとう」っといえる科だからだそうです。

ここだけの話、私の出産した個人病院の先生とは何かフィーリング?が合わなくて、好きか嫌いかと言えば、嫌いなタイプの人間でした。

でも息子を無事取り上げてもらって後から考えると、この先生で良かったと思います。

先生によって対処の仕方も違うと思うし、無事産まれて来なかったことを考えると感謝してもしきれません。

「お産に立ち会う喜び」を知っているからそこ、先生方は日々頑張っておられるのです。

総合病院で産んでも個人病院で産んでもどんな先生に当たろうが、命が産まれてくる瞬間に立ち会える産婦人科を誇りに思っているのではないでしょうか?

だから、待ち時間が長くなっていた時にイライラしてしまっても、この事を思い出して感謝の気持ちを忘れないようにすれば、気持ちも落ち着くと思います。

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