絵本がきっかけ。「すてきな三にんぐみ」捉え方は1つじゃない、悪くても良い三人組

「すてきな三人ぐみ」を読みました。

フランスの児童文学作家トミー・アンゲラー原作の絵本です。

作者のアンゲラーさんが幼い娘にプレゼントした作品だそうです。

表紙が暗くてなんだか怖い印象なのですが、大丈夫なのでしょうか?

クルミ
でも、なぜか人気のある絵本だから不思議です。

「すてきな3にんぐみ」のあらすじ

こわーい泥棒、3人組がおりました。

3人組は泥棒をして隠れ家に財宝をため込んでいます。

ある夜、3人組は襲ったのは1つの馬車。

その馬車には金目のものがなく1人の女の子「ティファニーちゃん」が乗っているだけでした。

ティファニーちゃんはみなしごだったため、意地悪なおばさんに引き取られる途中だったのです。

このまま意地悪なおばさんに引き取られるなら黒いマントに黒い帽子をかぶった3人組についていく方がおもしろそうっと隠れ家についていくことにしました。

ティファニーちゃんはこれからどうなるのか?

「すてきな3にんぐみ」の感想・考察

少し不気味な3人組がティファニーちゃんと出会うことで運命が変わります。

ティファニーちゃんが宝の山を発見すると泥棒達に訪ねました。

「これ、どうするの?」

盗んできたお宝の使い道を考えていなかった3人組。

それまではお宝を泥棒ばっかりしていたけど、今度はティファニーちゃんみたいな孤児を集めだしました。

盗んだお宝でお城を建て。

そこにみんなで仲良く暮らすことにしたのです。

この絵本は意見が分かれる絵本です。

泥棒は泥棒で悪い3に組ととるか、孤児を救って良いことをした3人組ととるか。

各々、絵本の捉え方は自由。

答えが1つではないこともあり、すてきな絵本です。

クルミ
大人な絵本ですね。

1つの出会い、出来事で人生が変わるお話

「すてきな3にんぐみ」は作者アンゲラーさんが娘にささげられたもの。

作者アンゲラーさんは娘に出会えたことで自分が変わったという自覚があったのではないでしょうか?

3人組は、泥棒という悪いことをしていたけれど、ティファニーちゃんという1人の少女と出会うことによって、すてきな3人組になったんですね。

1つの出会い、1つの出来事で意識は変わり、人生は変わります。

1つ出会いで物語は良い方向に向かうというメッセージが込められている、とても深い絵本だと思います。

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