
「うみの100かいだてのいえ」を読みました。
「100かいたてのいえ」シリーズの海バージョンです。
シリーズ化してたんですね。
この絵本の主役はあくまでも“100かいたてのいえ”が主役なので、毎回家を上る主人公が変わります。
「うみの100かいたてのいえ」を購入しようと思っている方は、子供の反応なども参考にしてみてください。

目次
「うみの100かいだてのいえ」のあらすじ

舞台は船の上から始まります。
船の上から女の子がカモメにエサを上げようとした瞬間、女の子が抱えていたお人形が海に落ちてしまいました。
女の子「テンちゃーん!!」
テンちゃんと呼ばれた人形は海の中へ。
海に落ちると同時に、テンちゃんが身に着けていた服や帽子、アクセサリーなど全てなくしてしまいました。
テンちゃんは女の子からもらった服やアクセサリーが大好きです。
無くしてしまっては大変!
テンちゃんが海に沈み、たどり着いたのは「うみの100かいだてのいえ」。
この家は、10階ごとに住んでいる生き物が変わるみたいだけど・・・。
住んでいる生き物と出会いながら落とし物を探しに、テンちゃんの大冒険が始まります!!
「うみの100だてのいえ」の感想
地上だと上へ登っていくものですが、今回は海の中。
下へと下っていきます。
普通の絵本は左右のどちらかから読みますが、100かいたての絵本は、上下に読み進めていく絵本です。
上下の見開きいっぱいに10階ごとに住んでいる家や、海の生き物が描かれていて、迫力満点です。

10階ごとに住んでいる生き物がイルカだったり、ヒトデだったりして、1ページ開くごとに次は何の海の生き物なのか、予想するのが楽しいです。
また、住んでいる生き物によって家の中の様子や、部屋の形も様々で素通りできない要素がたくさんあります。
あれ何?
これ何?
何してるんだろう?
など、突っ込みどころがある絵本なので子どもとコミュニケーションがたくさんとれる絵本です。
上下に読み進めていくので、寝かしつけの前に寝転んで読むと少し腕が痛いので(しかも、突っ込みたくなる要素がわんさかある)、ワイワイ言いながら読む事をおすすめします。
「うみの100かいだてのいえ」は女の子向けか!
今回の絵本「うみの100かいだてのいえ」は、はっきり言って女の子向けの絵本です。
身に着けていたものを全てなくしてしまったお人形のテンちゃんは、うみの100かいだてのいえの中で次々と自分の持ち物を見つけます。
っが、しかし、見つけたのは良いものの、服やらアクセサリーなど、10階ごとに住んでいる海の生き物が気にいっちゃっいます。
なくしたものは女の子からもらった大切な物。
でも、優しいテンちゃんは、海の生き物達から代わりになるものをもらいながら、進んでいきます。
その海の生き物たちからもらうものがまた素敵なんです。
テンちゃんもイヤイヤではなく、喜んで交換しながら100階まで目指します。
何も身に着けていないテンちゃんが海の素材を服やアクセサリーに見立てて身に着けていく姿は、着せ替えごっこのような感覚になります。

子供の反応
- 次の階に住んでいるのは誰?クイズを楽しめる
- 海の生き物に興味がわく
次の階に住んでいるのは誰?クイズを楽しめる
「次の階は誰が住んでいるのでしょう。」
この言葉で、子供たちは一斉に次の階である一番下を食い入るように見始めます。
そう、下の方に、次の階の生き物の情報が少しだけ書かれているんです。(笑)
その小さな情報を読み取ろうとする子供の姿がまた可愛いです。
この絵本は、1ページめくるたびに生き物が変わるので、住んでいる生き物を当てるクイズのような楽しみ方ができます。


だって、ちょっとだけタコの足が見えるもん!
こんな風に、やりとりするのが楽しいです。
海の生き物に興味がわく
「うみの100かいだてのいえ」の絵はとても可愛い絵なので、子供もとっつきやすいです。
その可愛さに、海の生き物に興味がなかった子も興味が出ること間違いなしです。
イルカでも、白いイルカがいたり、カニとじゃんけんして、カニがじゃんけんでチョキしか出せなかったり。
タコに墨をかけられたりします。
そんなコミカルな絵を見てると自然と海の生き物に興味がでてきます。
「うみの100かいだてのいえ」は1階ごとに住んでいる住人の物語があるので、そういう細かい設定がしてあるので、海の生き物に興味が自然と湧きます。
そして、最後には海で出会った生き物以外の海の生き物がたくさんでてくるので、海の生き物に詳しくなれるかもしれません。


テンちゃんの海仕様の姿が可愛い
「うみの100かいだてのいえ」は、最終的にはやどかりさんの中こうらの中につくられたお家でした。
この設定がまたすごいですね。
子供も感心してました。
でも、一番の関心は、テンちゃんの格好が海仕様になっていること。

ガイコツの髪飾り欲しい。
などなど、どんどんおしゃれになっていくテンちゃんがすごい羨ましかったようです。
女の子は可愛い物を見たりするのも大好きなので、この絵本が好きになる事間違いなしです。