BLがきっかけ。「イキガミとドナー(下)」のあらすじや感想、みどころなど

「イキガミとドナー(下)」を読みました。

結論から言うと、戦闘もの好きな私からしてみれば買ってよかったと思えるBL本です。

BLというよりか、明日の命の保証がない世界で、人が人を好きになる理由。

イキガミとドナーだからこそ、パートナーとしての愛。

好きだから、一緒に生きていきたい。

鬼道と吉野の運命に未来はあるのか。

「イキガミとドナー(上)」の完結編です。

若葉七緒
最後は泣きました。

「イキガミとドナー(下)」のあらすじ

傍若無人でまるで神様のように強いイキガミである鬼道。

しかし、鬼道はイキガミが故に孤独に生き、寂しく大人になったのでした。

大人であるにも関わらず、恋を知らずに生きてきた鬼道は、ドナーである吉野に対して抱く感情が「愛」であることに気づきます。

彼らが生きる世界は、常に生と死と隣り合わせで、イキガミとイキガミ同士が戦闘を繰り返す世界。

イキガミが足を失えば、ドナーの足をイキガミに移植。

死ぬまでイキガミは戦い続け、イキガミが戦うためにドナーはイキガミが活動するために体(生きているかぎり全て)を提供しなければならないのです。

そんな状況下の中、イキガミが故の運命が鬼道に重くのしかかり、パートナーとして一緒に生きていくことの難しさを知ります。

鬼道のイキガミであることの苦しみ。

吉野というドナーと出会ったことによる鬼道の変化。

イキガミはどうして現れたのか。

果たして、吉野に五体満足で共に生きていく選択肢はあるのか。

2人の運命は果たしてどういった結末を迎えるのでしょうか。

「イキガミとドナー(上)」の感想はこちら

みどころ

「イキガミとドナー(上)」では、イキガミとドナーの世界観やイキガミの鬼道の孤独や寂しさが浮き彫りになりました。

そんな鬼道の姿を見た吉野は、鬼道に同情ではなく、切なさを感じます。

吉野は守るものが何もない鬼道に寄り添うことで、その孤独を唯一分かり、ドナーとしてもパートナーとしても守ってやりたいっと思った、鬼道への愛が描かれます。

「イキガミとドナー(下)」では、2人の愛がより一層深まり、愛しているが故に自分たちが置かれた過酷な状況下での恋愛を目の当たりにします。

イキガミが出現した理由が明らかに

イキガミは神が遣わしたものなのか。

イキガミが突如出現した理由が明らかになります。

「イキガミとドナー」はこういった世界観の設定が細かいです。

その理由はココでは伏せておきますが、現実味のある理由で、とても納得しました。

若葉七緒
こういった設定があるからこそ、イキガミとドナーの世界観にのめりこみやすいです。

イキガミを辞められる選択肢がある?

イキガミとなった人は死ぬまでイキガミとして生きる。

ドナーもまた同じです。

イキガミとドナーのパートナーシップを解消する方法はどちらかが死ぬことだけでした。

しかし、「イキガミとドナー(下)」ではイキガミを辞めることができる方法があることが明らかにされます。

その事実を知った2人の元に、イキガミの出動要請が。

吉野は鬼道の手を離さなければ良かった、っと後悔したくないと思ったのですが・・・。

若葉七緒
この展開で泣けます。

鬼道に変化が!

鬼道は、傍若無人な性格ですが、吉野と共に過ごすことで変化が現れます。

恋を知らない鬼道は吉野に、「鬼道は俺が好きなんだよ。」っと言われて始めてこれが愛だと知りました。

鬼道へ発せられる吉野の言葉には愛があり、その言葉が鬼道を変えてゆきます。

「イキガミとドナー」は設定が細かいので、感情移入しやすいです。

クライマックスでは、大切な何かに気づき、心の原動力を手に入れます。

「イキガミとドナー」は言葉の重みが違う

「イキガミとドナー」は寂しいから一緒にいる。

支えたいから一緒にいる。

愛してもらいたいから一緒にいる。

愛したているから一緒にいる。

それが男であっただけで、人が人を好きになる理由となんら変わりありません。

厳しい状況下に置かれている2人から発せられる言葉には重みがあります。

吉野から発せられる言葉には愛があり、鬼道を想う重みがあります。

鬼道や吉野の心の描写に注目

鬼道は少しロボットのような表情があまり変わらずぶっきらぼうです。

鬼道はイケメンですが、どこか哀愁あるキャラクターで、吉野に見せる表情がとても愛おしいです。

一方、吉野は花のように朗らかで包み込むような優しい笑顔が素敵な人です。

そんな2人を描いた作者である山中ヒコ先生は、表情と言葉のチョイスが絶妙です。

よくあるすれ違いなどではなく、愛しているが故の心の描写や表情がとても素敵で尊いと思いました。

若葉七緒
表情を読み取るとまた奥深さを感じます。

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「イキガミとドナー」は涙なしには読めない

「イキガミとドナー」は厳しい運命を背負った切ない物語です。

イキガミとして強い鬼道ですが、一方で「好き」という感情さえ知らない人間でもあります。

明日、生きている保証がない世界。

2人の未来は鬼道がイキガミである以上先が見えない状態です。

運命が重くのしかかる中での2人の恋愛に未来はありませんでした。

2人が傍にいるためにできること。

そして、鬼道のイキガミとしての選択肢。

吉野は最後は、鬼道を変えてしまったことが良かったのか。

切なさの中で育まれる愛の深さ。

普通の恋愛ではないので、シリアスな場面もあります。

命というものの尊さが感じられる、涙なしには読めないBL漫画です。

若葉七緒
なるべくネタバレなしで書きました。(やっぱり絵を見て感じて欲しいので)

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