BLがきっかけ。「イキガミとドナー(上)」のあらすじや感想、みどころなど

BL本の「イキガミとドナー」を読みました。

最初の数話はpixivコミックで無料で読めていた漫画ですが、続きがどうしても気になって、我慢しきれず購入してしまいました。

この漫画は、戦闘シーンや血が流れるシーンがあるので、そういうのが苦手じゃない人で、絶対的な強い絆を見たいという人におすすめの漫画です。

「イキガミとドナー」には上下巻に分かれているので、まずは上巻をご紹介したいと思います。

若葉七緒
無料で読めてた分ですが、買っちゃいました。

「イキガミとドナー(上)」あらすじ

舞台は近未来。

「イキガミ」という生きた神のような人が国の平和を守る世界です。

イキガミとは
  • イキガミは人でありながら最強兵器
  • どんな武器や兵器もキズすら付けることができない
  • 世界の平和を守ってあがめられる存在=神
  • イキガミを傷つける方法はイキガミだけ
  • イキガミの保有率で国の強さが決まる世界
  • イキガミは最強かと思いきや病気や傷の治療はドナーの体液や移植などが必要
  • イキガミは突然発症する
ドナーとは
  • イキガミを唯一治せる治療薬
  • ドナーが生存可能な範囲で臓器などの移植に協力するという義務を負う
  • ドナーは普通の人間

ある日、教師で吉野は、容姿端麗で、イキガミとしても強く有名な鬼道というイキガミのドナーだと知らされます。

それまで、平凡に教師をしていた吉野ですが、その知らせから生活が一変することに。

鬼道というイキガミは傍若無人で、ドナーである吉野に、体液を無理やり取ろうとしたり、とても傲慢な態度なイキガミでした。

そんな鬼道に従う訳もない吉野でしたが、最強兵器とうたわれるイキガミの力になすすべもなく、無理強いをする鬼道。

最悪な出会いでしたが、その傲慢な態度は変わらず、鬼道は吉野から離れようとしません。

どうしてそこまで吉野に執着するのか、自分でも分からない鬼道。

そんな鬼道には、1つだけ心にとめてといた言葉がありました。

それは「いつかドナーと出会ったら愛してくれるかもしれない。

そう思って生きてきた鬼道は、イキガミであるがゆえに孤独だったのです。

この執着は「所有物」「独占欲」「ドナーだから?」

幼いころからのイキガミの訓練ばかりで愛を知らずに育った鬼道。

そんな孤独な鬼道に吉野が惹かれ、お互いが惹かれ合う物語です。

「イキガミとドナー(上)」の世界観

どちらかと言うとBLというよりはSFに近いので、異世界感が好きな人にはおすすめです。

「イキガミとドナー」の世界感は、現代の話しではありませんが、近未来ではあり得ない話ではないと思えてくるほど、細かい設定がなされています。

BLは女子が読めば自分には当てはまらないことなので、元々異世界にはなります。

なので、BLを読む人は、異世界感を楽しむ(オメガバース)という世界観に似ていると思います。

オメガバースとは

男女の性別に加えて、男性でも妊娠できるというSF設定のBL漫画です。

「イキガミとドナー」は、男性が妊娠するというSF設定はありません。

その代わりドナーだけがイキガミを治療できるという世界観があり、この設定も楽しめる要素だと思います。

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作者:山中ヒコ先生について

「イキガミとドナー」の作者である山中ヒコ先生の絵のタッチは独特な個性があります。

山中ヒコ先生が書いたものを一度読んだことある人なら絶対目に焼き付く絵のタッチです。

漫画の絵がうまい人は漫画の数だけあります。

切ない感じの物語を書くことが多いためか、キャラクターに哀愁が滲んていることが多いです。

これは好みでもありますが、私は、山中ヒコ先生が書いたキャラクターたちは個性があって印象に残りやすく結構好きです。

私は「イキガミとドナー」を一目みただけで山中ヒコ先生が書いたものだと分かりました。

私は、「イキガミと」を読む前に、山中ヒコ先生の作品で「500年の営み」というBL漫画を読んだことがあったので。

りす男
こういうのって漫画家に大切な要素ですよね。

これもSF要素があるBL本です。

興味のある方は、ピッコマで途中まで無料で読めるので読んでみると良いです。

みどころ

BL本ですが、「イキガミとドナー」の世界で細かい設定がしてるところが見どころです。

イキガミという神のような存在は、軍事力にもつながるため国からも重宝されます。

イキガミは諸外国から国を守るために日々戦闘を繰り返すわけですが、戦闘の末、手足や目を失う事もあります。

ケガしたところは、体液や輸血で治したりもできますが、手足などなくなってしまった部分はドナーから移植するしかありません。

だから、イキガミがケガをすればするほどドナーは危険な目に遭い、拒否権もありません。

ドナーを犠牲にしてイキガミは戦っているのです。

ドナーに選ばれた人達からしてみれば、血液に限らずイキガミのケガの度合いによって体を差し出せと言われたものですからたまったものではありません。

こういった背景があるので、普通ならイキガミとドナーは仲良くなれるはずもありません。

ある出来事がきっかけで心が通じ合う

あるきっかけを出来事に鬼道は吉野に大けがをさせてしまう事に。

鬼道は、その頃から吉野と距離を置こうと、より孤独になろうとします。

一方吉野は、イキガミが故の孤独さや、幼少期からイキガミとして育てられた鬼道を心から気にかけるようになります。

周りのイキガミには家族がいますが、鬼道には心から寄り添う家族はいません。

イキガミとして、守るべきもの(家族や友達)がいるイキガミもいますが、鬼道にはそういった「守るべきもの」がないのでした。

なぜ、イキガミをやっているのかを考えさせられ、そんな鬼道を分かってあげられるのは唯一の治療薬であるドナーである吉野だけでした。

「イキガミとドナー」の感想

この漫画の良い所は、「イキガミとドナー」の世界観に浸れるところです。

鬼道はイケメンで、見ていてカッコいいです。

吉野は笑顔がとても柔らかく、教師であることから生徒と同じような年齢の鬼道を気にかける性格ですが・・・。

鬼道はイキガミという強さを持ちながら、孤独と虚しさを吉野がどう受け止めるか。

お互いが戦闘で危険にさらされる中、イキガミとドナーだからではなく、鬼道だから、吉野だからこそ寄り添い支え合いたい。

BLのエロさはあまりなく、絶対的な「絆」「パートナー」の物語だと感じました。

若葉七緒
「イキガミとドナー(下)」は泣けました。
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