
立ち合い出産とは、出産する女性以外の家族が分娩に立ち会うという事です。
ただ、出産に立ち会うだけでなく、自分も出産に臨む、自分自身も産むつもりで立ち会うという産院も少なくありません。
立ち合い出産は、妻を励ましたり、陣痛の合間にリラックスができるようにサポートをするだけではありません。
事前に父母教室に参加し、出産や呼吸法法の知識を身に着けて夫も出産に参加するということでもあります。
お産の時に聞かれるのが、立ち合い分娩を希望するか?
夫が立ち会いたいという人。
自分が夫に付き添って欲しい人。
立ち合い出産をする人は、夫婦でよく話し合って出産に立ち会う事が大切です。
目次
立ち合い出産の効果
1夫婦の信頼関係が深まる
夫婦で出産に臨むという事は、夫婦の信頼関係が深まるという効果があります。
誰でも身近な人が苦しんでいる姿は見たくないものです。
陣痛が来てしまえば妻は否応なしに赤ちゃんのためにひたすら陣痛に耐えることになります。
そんな妻の姿を目の前にしてうろたえずに妻を支えられることが大切です。
分娩に立ち会わなければ分からない壮絶な戦い夫婦で乗り越えるため、より一層夫婦関係が深まります。
立ち合い出産は信頼する夫がいて妻も安心できるというメリットもあります。
2夫が子育てに積極的になる
立ち合い分娩はただ立ち会うことではありません。
出産や分娩に関して知識を身に着けて臨むため、夫が子育てに積極的になるきっかけになります。
男性は絶対赤ちゃんを産むことができないので、その命に誕生に立ち会うことは非常に貴重な体験です。
分娩室からいきなり赤ちゃんを連れてこられるより、一緒に立ち会った方が夫が我が子への愛情が湧きやすいのです。
立ち合い分娩をしなかった人の理由は?
私は立ち合い分娩をして欲しくなかったし、夫も希望しませんでした。
1苦しむ姿を見られたくない&見たくない
私が立ち合い分娩を希望しなかった理由はこれでした。
誰でもそうですが、自分が苦しむ姿はできるなら見られたくないし、見せたくありません。
立ち合い出産を希望はしなかったけど、分娩室に入るまで付き添ってもらった間だけでも夫の事を考える余裕は全くありませんでした。
お産の時に陣痛に耐えきれなくて大声で叫ぶ妊婦さんも珍しくありません。
そんな妻を目にしたいのか・・・。っと言えば答えはNO!に決まっています。
それを夫婦で乗り越えたいかはそれぞれの考え方次第です。
私の夫の本音は・・・。
このように、夫婦によって、お産への受け止め方は違います。
隣にいて欲しいという妻も必ずいますので、夫婦で話し合って下さい。
2出産が想像を超えている
出産は思っているより壮絶な光景です。
特に男性は女性より血を見るのが苦手な傾向がありあます。
予想以上の壮絶さにショックを受けないよう、出産に関して知識を身に着けておく必要があります。
当日の立ち合い出産はなにをするの?
立ち合い出産をすると決まったら当日、何をして欲しいのか、何をしたら陣痛が楽になるのかを夫婦で話し合っておくと良いです。
出産は脂汗がでる程大変なものなので、汗を拭いたり、水分補給をしたりといったサポートも大切です。
陣痛の痛みが和らぐようなケアを学ぶ
陣痛が強くなったときに、背中や腰をさすってもらったり、テニスボールなどを押し当てて痛みを逃すサポートをしてもらったりしましょう。
痛みの逃し方は陣痛がこないと分からないことも多いので、父母教室に参加したり、経産婦さんの意見を聞いてみたりして、事前にリサーチしておくと安心です。
呼吸法をリード
陣痛の痛みでパニックになることは珍しくないことです。
呼吸法は陣痛の痛みを逃すために大切な物でもあります。
呼吸法法にも2種類あり、事前に産院にどっちの呼吸法で臨むのかを確認しましょう。
呼吸法は「いきまず陣痛を積極的に受け止める」ソフロロジーの呼吸法。
よく聞く「ヒッ、ヒッ、フー」はラマーズ法という呼吸法です。
もし、パニックになったとき呼吸法をリードできるよう、あらかじめ学んでおきましょう。
となりに助産婦さんもついてくれてますので、指示に従って行ってみてください。
立ち合い出産は生命の誕生に立ち会えるまたとない機会
陣痛の痛みは経験した人にしか分からない痛みです。
つわりと同じですね。
お産は女性にしかできない仕事ですので、男性も興味が湧きずらいものです。
女性にしかできないからこそ、ついつい孤独になってしまいがちですが、この機会を利用して、夫婦で出産への知識を深めることができます。
夫婦で臨む立ち合い出産、私は良いと思います。
出産は一人で抱え込むものと考えるとなんだか心細いですものね。
希望するのか、希望しないのか、当日突然立ち合い分娩したくなったっと思ってもできないので、後悔しないように夫婦でよく話し合ってください。
私はドーンと任せなさい!ってタイプだったので、立ち合い出産は不要でした。(笑)
3人産むとまぁ、こうなりますよね・・・。