
沐浴はへその緒が外れるまで、おへそのキズからバイ菌が入らないようにするためのものです。
出産後、産院で沐浴指導をされると思いますが、説明を聞いているのと実際にやるのとは大違い。
初めての沐浴で不安になると思いますが、そんなに深く考える必要ありません。
私が入院していた病院の看護師さんによるとその方も3人出産されて、3人目は沐浴なんてしなかったそうです。
3人沐浴経験者の若葉七緒がキチンとしていないようで、できている沐浴?をご紹介したいと思います。
目次
沐浴3カ条
1完ぺきを求めない
大切な赤ちゃんですから、ついつい完ぺきを求めてしまいがちですが、よく洗うポイントを押さえておけば問題ありません。
洗う場所のポイント
- 首回り
- 脇
- おしり周り
- 各所くびれ
頭を支えている手が邪魔で、耳の後ろが特に洗いにくいですが、時々洗えれば大丈夫です。
洗い忘れがあった場合、明日洗えばOKっと気軽に構えましょう。
絶対に洗う場所は汗や汚れやすい首・脇・おしり周りです。
赤ちゃんは首が安定していないので、首回りが洗いずらいです。
赤ちゃんの首を動かすのに不安ですが、ガックンと急に倒れなければ大丈夫ですので勇気をもって洗ってください。
赤ちゃんはまだ首を自由に動かすことができないので、首が荒れやすいです。
うんちやおしっこなどで汚れるおしり周りはしっかりと。
その他各所くびれ部分は皮がたまりやすいので、沐浴の時に洗えなくても上がってから肌が柔らかいうちに取り除いてあげてください。
2手早く10分以内が基本
赤ちゃんは体温調節が苦手で体力もないので、沐浴は10分以内に終わらせることが望ましいです。
ストップウォッチで図る必要はないですが、洗うのに5分、体を拭いたり服を着せたりするのに5分と考えましょう。
室内で過ごすことの多い赤ちゃんですから、軽く洗うだけで十分です。
3事前準備はしっかりと
重要なのは事前準備です。
洗ったは良いがタオルがない!っという事にならないように。
- Babyバス
- 湯温計
- 湯上りのお湯
- 石鹸か全身泡ベビーソープ
湯温計はなくてもOKです。今のお家はボタンを押せば設定したお湯が出てきますので。
お湯と水を混ぜてお風呂を入れる家庭はあった方が良いです。
Babyバスは1カ月で使わなくなるので、私はこんなのを使ってました。
うきわに空気を入れるように使えるベビーバスです。
使い終わった後、吸盤がついてるのでお風呂に張り付けておけます。
沐浴が終わったら空気を抜くだけです。
収納場所にも困りません。
お掃除はくびれの所は少々洗いにくいですが、お値段が安いのでそこは我慢してました。
- 湯上りタオル
- 防水シーツ
- 長ガーゼ(体にあてる用)
- ガーゼ(顔拭き・洗い流す用)
- ガーゼ(石鹸泡立て用)
- お着換え
- おむつ
- 綿棒2本(おへそケア用・耳掃除用)
湯上りタオルの下に防水シーツを敷くことをお勧めします。
赤ちゃんはまだおしっこやうんちを我慢できないため、とくに風呂上りは体温の変化や気持ちよさで出てしまうことが多々あります。
赤ちゃんを何で洗うかですが、ベビーソープが便利です。
片手で押すだけで泡が出てくるものを私も使ってました。
乳児湿疹が出てきた場合、ベビーソープより石鹸の方が治りやすいので、臨機応変に便利グッズを使って下さい。
ただ、ベビーソープはあまり洗浄力がありません。
私も全身泡ベビーソープを使っていました。
頭も全身泡ベビーソープを使っていたのですが、頭皮の汚れが全く落ちていませんでした。
小さいうちは石鹸で、少し大きくなった3カ月頃には大人と一緒のものを使いました。(あまり刺激のないもの)
沐浴の手順
1着替えなどの準備
- 防水シーツに湯上りタオルを敷く
- 衣類などは重ねてセットしておく
2お風呂の準備
- ベビーバスにお湯を張る(湯温計で夏は38℃ 冬は40℃がベスト)
- 別の洗面器に上がり湯を準備
ベビーバスのお湯は冷めやすいです。
湯上りのお湯はさらに冷めやすいので、少し温度を高くしておいた方が赤ちゃんもビックリしません。
3洗うために必要な物を周りにセット
- ガーゼや石鹸、ベビーソープの準備
- 湯上りのお湯のセット
とくに1人で入れる場合、赤ちゃん片手に湯上りのお湯をかけるのは大変です。
なので、無理そうなら毎日かけなくてもOKです。
お湯につかってる状態で上がり湯をかけてもあんまり意味ないように思いませんか?
究極言ってしまえば、手で水圧をゆるめたシャワーでも大丈夫なのです。
私も孤育て(1人育児)なので、上がり湯は適当にかけてました。
かけるのではなく、大きめの洗面器に湯上りのお湯をため、そこに入れる方が安全です。
沐浴あるあるQ&A
産院で赤ちゃんの背中を洗う時に片腕に顎をのせて洗うと指導されるとおもうのですが、結構勇気がいりますよね。
首が不安定でちゃんと支えられないし。
失敗したら赤ちゃんの顔がお湯につかってしまうし。
そんな時は無理せず洗わなくてもOKです。
背中はあんまり汚れがたまらないし。
コツとしてはお湯を浅めにためといて、赤ちゃんを座らせるようにして入れれば、背中は洗えます。
目頭から目じり?
目じりから目頭?
病院によって指導方法が違います。
私も両方教えてもらったので混乱したのですが、方向は気にせず、汚れが目に入らないような拭き方でやれば大丈夫です。
目ヤニなどがついていると1回では拭きとれないですし、拭き方が原因で目に異常が出たことはないです。
おでこから3の字を書くように拭きます。
もう1つの方法はおでこから顔全体にS字をかくように拭く方法です。
3の字よりS字をかくように拭く方が楽に拭けます。
同じ時間で同じタイミングがベストですが、こだわる必要はありません。
すきっ腹と授乳直後は控えましょう。
すきっ腹は機嫌が悪いし、授乳直後は履く可能性が高いので。(30分程度開けると良いですが、ちょっと落ち着いたかな?っと思ったら大丈夫です。)
沐浴剤はきれいに洗えないことが多いと産院から教わりましたので、私は使ってません。
沐浴剤はつかるだけで洗えるので便利ですが、細かいところまでは洗えないので、なるべく手で洗ってあげる必要があります。
私は両方しましたが、どちらもトラブルはありませんでした。
自然乾燥の方がへその緒が早くとれます。
1人目自然乾燥→2週間でとれる
2人目自然乾燥→入院中にとれる(1週間前後)
3人目消毒→1カ月前後でとれる
現代ではそんなに不衛生な環境でないため、消毒する必要はあまりないです。
一番は無添加無香料の石鹸です。
湿疹が出た場合、絶対泡のソープでは治りません。
乳児湿疹が出た場合も同様で石鹸が一番ですが泡立てるのが面倒。
部分的に石鹸で、後は全身泡ボディーソープという使い分けをすると苦になりません。
私も毎回全身ベビーローションを買うのですがほとんど使わずじまいです。
あると良いのがベビーオイルとベビーパウダーぐらいです。
ベビーオイルはおしりがかぶれたときに塗っておくと汚れが付着しにくいです。
ベビーパウダーは全身をサラッと乾かしてくれます。
おすすめベビーパウダー振り出しタイプのこれがおすすめです。
パフタイプはおしりに直につけると不衛生になります。
このタイプなら振って出すタイプなので、手やタオルなどにとって使えばいつも清潔に使えます。
短時間の沐浴なので、もし、赤ちゃんが寝てしまったら無理にあげなくても良いです。
気になるようでしたら、湯冷ましや母乳、ミルクなどをあげてください。
耳の穴の中の掃除は必要ありません。
綿棒を突っ込むと耳の中を傷つけてしまう恐れがあるためやめてください。
耳の汚れは自然に外にでてくるようになっているので、耳の穴の周りや周辺の汚れを取り除くだけで十分です。
沐浴は限られた時間の中でやるのでとても気持ちが焦ります。
丁寧にやりすぎていませんか?
洗えなかった部分は明日洗おう!ぐらいの気持ちで大丈夫です。
1日汚れが落ちなかっただけで、すぐに湿疹がでるわけでもないので。
たまには違う人に洗ってもらうと自分が不得意な場所を洗ってくれる場合もあるので、たまに旦那さんに手伝ってもらうと良いです。
沐浴のトラブルに備えて
沐浴するとベビーバスの中や拭いている最中におしっこやうんちをしてしまう場合もあります。
ベビーバスの中でしてしまった場合は上がり湯を念入りに。
タオルの中でしてしまった場合に備えて予備のタオルは取りやすい所に置いておくとパニックになりません。
入り直しをすると赤ちゃんの負担になってしまうので、手早く処理する必要があります。
沐浴後の片づけ
沐浴の片づけで一苦労なのがベビーバスの掃除です。
産院では1回1回掃除をして清潔に!っと教えてもらうと思うと思うのですが、気になった時に洗うだけで十分です。
ただ、あまり不衛生になりすぎても沐浴の意味がありませんので、3日に1回はバス用洗剤か赤ちゃんを洗う石鹸やベビーソープなどで洗って下さい。
洗うよりもよく洗い流すことの方が重要です。
3人沐浴を経験するとなんのこっちゃない作業ですが、私も初めは沐浴で結構悩みました。
1カ月を過ぎてへその緒が取れていればお風呂に入れますので、少しの辛抱だと思って頑張ってください。
完ぺきを求めないのがコツです。