3人目も普通分娩で産む予定だったのですが、緊急帝王切開にて出産しました。
私もまさか自分が帝王切開で出産すると思っていませんでした。
そこで改めて実感したのですが、帝王切開って出産ではなく普通に手術です。
ネットで検索すると帝王切開の方が“陣痛がないから楽”という書き込みをみたことがありますが、私はそうは思えませんでした。
私が感じたかぎりでは、帝王切開より普通分娩の方がはるかにマシです。
実際に普通分娩と帝王切開で産んでみてどのように感じたのか書いてみました。
帝王切開のココが大変
- お腹まわりの毛を全部剃られる(陰部の毛も)
- 出産費用が+20万円ぐらいかかった
- 手術中、意識があるのでお腹を切り開かれて恐ろしい
- 入院日数が長い(普通分娩と比べて+4日)
- 手術後が辛い
- 退院しても傷が痛いので普通のパンツが履けない
- 1年ぐらい傷のケアが必要
帝王切開で感じたこと
まず最初に感じたことは、麻酔が怖い。
私の場合背骨?から麻酔を打たれたのですが、背後から注射をされるのは何されてるか分からなかったし、恐ろしかったです。
自分が全裸+手術室も寒いのも相まって恐怖と注射の痛さでブルブル震えてました。
そして一番嫌だったことは尿道カテーテルを入れられて2~3日過ごさなければならないことでした。
手術後傷の痛みで寝返りすらできないので、自力でトイレに行くことはできません。(寝返りは看護師さんが補助してくれます。)
足を少し動かすだけで違和感があって痛いし、邪魔でした。
寝ていても傷の痛みで痛み止めを打ってもらわなければまともに寝ることすらできません。
入院中、痛すぎてずっと猫背で背中曲げておばあちゃんスタイルで歩かないと傷が痛みました。
無理やりにでも動いた方が早くいたみもひくようで、入院4日目ぐらいには何も捕まらなくても普通に歩けるようになりました。
入院中は、あまりの痛さに子持ちの私としては赤ちゃん+子供2人の面倒を見れるか心配でした。
さすがに退院してから2週間ぐらいは体がだるくて立ち上がるのもしんどかったです。
腹筋も切っているので、しばらくは寝そべっている状態から立ち上がるのも痛いので一苦労です。
私は悪露も早く出してしまいたかったし、何しろ3人子供がいるとジッとしていられないので、痛くても無理やり動いていました。
先生には無理は禁物って言っていたけど、そうも言っていられません。
そうするうちに産後の1カ月検診の頃には普通の生活に戻っていました。(ならざるをえない?)
帝王切開は産んでからケアする期間が長い
帝王切開は傷のケアの期間が長いです。
切り方にもよるかもしれないのですが、私は縦切りだったので、パンツのゴムやズボンのゴムが傷に当たって痛いです。
産後1カ月過ぎたあたりから痛さもマシになるので、普通のショーツが履けますが、それまでは産褥ショーツやマタニティーパンツで傷口に触れないようにしていました。
先生が言うには傷のケアは3カ月ぐらいまでやっておくときれいになるそうなのです。
私の場合は「ステリストリップ 12mm 強化粘着スキンクロージャー 」とうテープを病院からもらって張っていました。
このテープ、張り直しがあまり効くようなものではないものです。
一発で張らないとすぐにはがれてきますが、きちんと張るとわりと長持ちするし、お風呂に入っても剥がれないです。
「なくなったら病院に取りに来て」っと言われたのですが、新生児を連れて外にでるのも大変なのでAmazonで見つけて買いました。
病院で買うより安いようです。
帝王切開の傷のケアとしては「ニチバン アトファイン」も有名です。
でも、私は気軽に張り替えれて、失敗してもいいようにステリストリップのテープを使っています。
産後のケアとして、もう一つ必要なのは骨盤を締めることです。
しかし帝王切開の場合は傷口にベルトが当たるので、締め始めるのも遅れてしまいます。
帝王切開だから骨盤はそんなに開いていないですが、妊娠中に開いた骨盤をもとに戻すにも骨盤は締めた方がいいです。
帝王切開はまた産みたくならない
普通分娩では産んだ後、「また産んでやろう」っという爽快感?
出産したら陣痛の痛みも不思議と忘れてまた産みたくなるものですが、帝王切開はそれがまっくないです。
私はもう産後のケアやら痛みやらで帝王切開では産みたくないです。
帝王切開が3人目で良かったと思います。
なぜなら1度帝王切開で出産すると次の出産も帝王切開になるらしいので、4人目はないなーっという感じです。
その前にもう3人もいれば十分ですが(笑)
そして帝王切開では産んだ気がしないので、本当に産んだとういう実感が湧きにくいです。
そりゃもう、産まれてきた子は可愛くて仕方がないのですが、ものの10分で産まれてくるのですから、そりゃ実感湧かないですよね。
現代では5人に1人の人が帝王切開で出産しています。
赤ちゃんにも、お母さんにも安全な出産方法です。
しかし、私はできれば普通分娩で出産したいと思います。